今日スーパーマーケットに買い物に立ち寄った時に
ワイシャツにネクタイをして、半ズボンにソックスと革靴を履いた上品そうな白人の高齢外国人男性
が少しうらぶれた感じで 少しの商品と無料で提供されているミネラル水を下げてカートに欧州製と思われる布袋を引っ掛けて店を出るところでした。
店の前に停めた相当古い「昔の日本の高級車」に水を載せていました。
私は子供の頃に隣家に住んでいたドイツ人が日本で良い目をみていなかったらしい生活を知っていたので
「日本に住んでいる欧米人でも歳を取るとヨタヨタして安物の食品や無料の水を貰いに来るんだなぁ」
と、少し寂しさを感じました。
買い物を済ませて帰ろうと、店の出入口に山ほど置いてあるカートの１台に見覚えのある「欧州風の絵柄の布袋」が掛かっていました。
手に取って中を覗くと「スマホ・他」が入っていたので遺失物の占有者であるスーパーのサービスカウンターに説明して預けて来ました。
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帰宅して夕食後にネット記事を見ていたら偶然にこんな記事が。。。
Jun 1 2022 Topics【リンクを貼っていますので全文はそちらから】
日本での遺失物の高い返還率は、欧米の事情とは異なる。
ニューヨークの心理学者は英BBC（2020年1月15日）に対し、サンフランシスコではチャイナタウンで財布を拾って届け出た人が「正直者」としてニュースになったほどだと述べている。
対する日本の状況としてBBCは、「ある意味で財布を届け出ないことの方が珍しい。本当に驚きだ」と述べている。
◆海外の視聴者の反応は
落とし物をしても手元に戻ってくる日本の状況は、海外の人々を驚かせている。BBCのYouTube動画に対しては、視聴者からこのような反応が寄せられた。
落とし物をしても手元に戻ってくる日本の状況は、海外の人々を驚かせている。BBCのYouTube動画に対しては、視聴者からこのような反応が寄せられた。
・信じられない、を超えている
・オーストラリア人だけれど、これぞ12年で8回も妻と一緒に日本に行った理由だし、また行きたいと思っている。人々、食べ物、そして配慮……
・西洋から日本を訪ねることは、最も驚くような体験だった。あらゆるものが秩序立っていて、清潔で敬意に満ち、安全だ。人々は思慮深く……（中略）財布を置き忘れたとしても、誰も盗もうと考えすらしないのだということに気づくだけ。天国のよう。
また、グレート・ビッグ・ストーリーの動画には次のような体験談が集まっている。
・東京だけじゃない。広島駅のトイレの個室に携帯を忘れ、3分ほどで気づいた。戻ったけれど携帯はなかった。不安になって駅の窓口に駆け込み、とても下手な日本語でいま起こったことを説明した。すると驚いたことに、すでに誰かが携帯を窓口に届けてくれていたんだ。とてもスムーズだった！ 日本は驚かせてくれる、あらゆる面で！
・交換留学生として札幌にいたころ、クレジットカードも在留カードも全部入った財布を落としたことがあった。近くの交番に行くとお巡りさんにいくつか質問された。すると1日と経たずに電話があって、（見つかったので）取りに来てほしいと。（動画は正しいと）保証するよ。
日本で暮らしていると、交番に行けばある程度の割合で落とし物が手元に戻ってくることを当たり前のように感じてしまう。海外にとっては新鮮な感覚となっているようだ。グレート・ビッグ・ストーリーは、「もし何か失くす予定があるなら、必ず東京でやりましょう」と動画を締めくくっている。
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自分が小学校に上がったばかりの頃かと記憶していますが
近所の銭湯に行って、番台のおかみさんが入浴料のお釣りを間違えて渡してくれたので
家に帰って父親に「お風呂屋さんでお釣りを多くくれたよ」と話したら父親が血相を変えて「お前は黙って受け取って来たのかっ！」「それはお風呂屋さんのお金だ、今すぐ行って返して来い！」
と怒鳴られたのを子供心に強烈な印象として半世紀を経ても残っています。
あの時、冗談でも父親が「あぁ、ラッキーだったな～」
とでも言われていたら私の人生は全く変わっていたと思います。
片輪の人 (身体障害者) を見て息子のマークが「あの人気持ちが悪い」と言った時にライフルマンが「マーク、それは自分の心が汚いからそう見えるのだよ」と、諭していました。
最近は、親の一挙手一投足が子供に大きく影響するということを認識しない親が増えているような気がします。
自分のものでなければ本来の持ち主に戻すというのは当たり前のことで、世界ではどうあれ、日本人の常識として続いてほしいものです。
