地底小人の日和たび

週末小旅行と地球のすきまにもぐる旅

時代を駆ける旅ー最終編平成・未来?の巻

2011年06月01日 16時13分33秒 | 週末旅行
さて、17時半過ぎに岩村を出た私たちはもうすでに東京には帰れない時間になっていた
(18切符の旅だからね
そこで、今夜の宿を探すべく名古屋へと向かった。

その途中相方がぽつりと言った。
「変な乗り物って好き?」
なんだか意味不明だったが面白そうなので、その案に乗ることに

19時。私たちは名古屋近郊の中央本線高蔵寺駅にいた。
そこに1台のバス
なんの変哲もないただの路線バスだ。とりあえず乗る。出発
バスは普通に夜の郊外の住宅街を走っていく
お客さんもそんなにいないし、普通の人ばかり。
だんだん飽きてきたただのバスじゃん

しばらく走ると、なぜか高速の入口のようなところにバスが入っていく
するとなんと今まで普通の道路だったのが、高速のゲートのようなところを通過すると共に、モノレールの路線になったのだ
しかも、運転手さんはハンドルから手を離し、なんと自動運転に
 


駅はまるでモノレールの駅のよう
でも走っているのはバス

終点の大曽根駅でバスの下を見ると

なんとタイヤの横にモノレールの線路を走るためのものが

これは、ゆとりーとラインという不思議なバスモノレールでした

面白い乗り物を堪能したあとは、大曽根→金山に移動し、夕飯を食べ名古屋駅前のスーパーホテルにたどり着き、
この日はおしまい

さて、翌日も「変な乗り物ツアー」は続く
今度は名古屋から地下鉄東山線に乗って藤が丘駅へ。

ここで出会ったのがリニモ

そう、愛地球博のときに作られたリニアモーターカーだ


雰囲気は東京の日暮里舎人ライナーによく似ている。
でも走り出すととってもなめらか〜
音もほとんどしないほどでけっこうな急勾配もすいすい


リニモの路線図
終点の八草で降りる。

と、そこでなんともすごいものを見てしまった
終点のために方向転換するため引込線に入ったリニモ
そのとき、レールが動いた
それも4本のレールがきれいに交差してポイントが切り替わった
それは一瞬だったけど、ものすごくかっこよかった
もう一度これだけを見るために訪れたいくらい

さてさて、近未来の乗り物を体感したところで今度は、またローカル線の旅を続けることに

八草駅に止まっていたローカル色満点の電車(乗らなかったけどね)

八草から愛知環状鉄道で高蔵寺→名古屋に戻り、東海本線に乗って大府へ

今度の目的は知多半島の山車祭り
4月のこの時期から知多半島は祭りに染まる
半田市の31台を筆頭に知多半島全体で100台を超える山車が保存されていて、どれも絢爛豪華で大きい。


ワクワクしながら大府から武豊線で終点武豊へ

しかし・・・街はひっそり・・・
駅員さんに聞いてみると今年は地震の影響で自粛ムードとか
そして祭りは翌週からだった・・・

しょんぼりしていてもしょうがないので、とりあえず半田に向かう
 
半田駅の陸橋は、明治43年に作られたJR最古の橋らしい


半田駅周辺の地図


「蔵の街」というキャッチフレーズでミツカンの蔵が並ぶ。

立派なミツカンの建物。


通りにはこんな工場への入口もあって密かに工場萌え


古い町並みの路地。この木戸の先には何があるんだろう・・・

こうして1時間ほど半田の街を散策し、そろそろ東京に帰る時間のリミットが近づいてきた
再び武豊線に乗って東海道本線へ

途中豊橋にてB級グルメ「豊橋カレーうどん」を食べてこれからの鈍行の旅の養分とした


東海道本線を乗り継ぐこと約6時間。旅は終わった