京都に長く住んでいますが、また、苔寺(西芳寺)も何回か拝観したことがありましたが、山門の参道にある茶屋で、名物とろろそばを生まれて初めて頂きました。
京都人は、そのいわれをすべて知っておられるようですが、私は知りませんでした。
かつて鞍馬に向かう途中の左京区にある二軒茶屋は、京から鞍馬に行く途中で、もう一息のところで峠があるので、その活力を養うのに名物麦ととろご飯を食べたというのは、よく京都の本に書いてるので知っていました。今では、山ばな 平八茶屋で味わえるようです。
この苔寺の名物とろろそばの意味は知りませんでした。京都人には住んでいるだけで、京都とそれに関係する事柄をすべて知っていた当たり前とけなされつづけていましたが、そのいわれも人をけなすだけで何1つ教えてくれないくだらない人ばかりでした。
今回は、苔寺地域の前松尾連合会自治会長さんとご一緒に、今日のお昼に頂きました。気さくな方で、今までに自治会会長されていた頃には、長く研究されていた松尾地域の資料をたくさんいただきました。頭が下がる思いです。
名物のとろろそばが運ばれてきたとき、お椀に入っていて、蓋がしてありました。取ってみるととろろそばの上にととろがのっていて、磯の香りのする青のりが振りかけてありました(写真の3倍)。真ん中にある卵黄も色どりに綺麗でした。
その時に前連合会自治会長さんから、このおそばは、苔寺の苔の庭を表現したもので、苔寺山門茶屋の名物になっていますと教えていただきました。感謝!感激でした!また知らない事柄を1つ勉強できました。
以前勤めていたブラック企業では、京都のことはすべて住んでいるだけで知っていた当たり前とか、人類のの歴史は長いのだからこの世の中にはわからないことはないとか、京都の方はすべて知っておられるのだから恥ずかしくないようにしろとか諸先輩は指導、教授もしなくて豪語してけなすだけだったので、ひとしおこの方の人間性に触れ、感動を覚えました。気さくな方で、今までにもいろいろなことをご教授いただいた人格者です。
熱くもなく冷たくもなく、程よい暖かさで、大変おいしくいただきました。
余り昔のことを思い出したくはないですが、あまりにひどすぎたのでつい出てしまい申し訳ありません。
楽しいひと時を過ごした1日となりました。感謝!