庭の秋明菊が満開を迎えた。
今年は猛暑の時期が長かったせいか、1ヵ月ほど遅い。
貴船菊
20年近く前に京都の貴船神社で咲き乱れているその花を初めて見たとき、一目惚れした。
色はピンクや白がおもで、種類が意外に多い。
シュウメイギク ルフィア
家に咲いているのは”ルフィア”という種類。ピンクの濃淡の5枚の花弁で(額が花弁化したもの)花弁の長さがまちまちで、濃いピンクの花弁は短く、薄ピンクのそれは長い。歪な形をしているがそれがまた個性的に思える。
5人家族だったので(うち2人は結婚した)5枚の花弁を5人の個性に見立てて、いとおしく思えた。太陽にその身を向けている姿がなんともいじらしく、明るく笑ってるように見える。
早い年だと8月中旬に開花宣言をする。大体、お彼岸の頃が満開という年が多い。
主人の父の命日と重なるので、なんだか感慨深く満開になると、私の心まで染められるようだ。
彼岸花も艶やかだが毒があるせいか、負のイメージもつきまとう。かたや秋明菊はどこまでも明るく、陰のイメージは感じない。
毎年初めて咲いた花を写真に収め、ファミリーと高校時代の友達のライングループに送る。
毎年決まって、「私の好きな秋明菊が咲きました」のコメント入り。
それから3~4週間して今度は「満開になりました」との報告。
毎年同じことを2、3年続けているので、定期便のようだ。
「またか…」、「毎年変わり映えもせずに…」と内心思っているかもしれないが、私にとっては日常の中のささやかなニュースだったり、励みだったりする。毎年、心優しく、何人かが返信して話につき合ってもらえるのが、また嬉しい。
今年はブログにまで書いて、僅かでも日本中のどこの誰かも知れない方に読んでもらえたら、嬉しさも一入だ
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