今年もはや、10月中旬。
残すところ、あと2ヶ月半。
事務の仕事をしていると、毎年10月になるこれから年末にかけての仕事の算段を立て始める。
給与事務の集大成の年末調整が待っている!!この仕事がなければ秋になるこの時季、枯葉を見ながら物思いにふけ、読書を楽しみ、ハロウィンの頃はかぼちゃのお菓子なんぞ作り、11月になれば結婚記念日をみんなで祝い、12月の声を聞くやクリスマス、お正月の用意に身を染める…なんて、幸せを絵に描いたような毎日を送るなんて妄想するが、毎年、年賀状の絵柄を決め、印刷するのに精いっぱいだ。
でも、今年でそんな仕事中心の年末も最後になる。
来年3月末で定年を迎え、すでに大半の仕事の引継ぎも順調で、信頼できる後継者に恵まれたことは幸せだ。
先週、還暦の誕生日で、家族からお祝いのメッセージをもらい、主人からは私の好きなピンクとレッドがベースのかわいい花束を貰った。
結婚した2人の息子たちからは毎年4人それぞれに、ハッピーバースデイのラインが来る。娘からは誕生日前後の数日間、夕食を作ってもらい、これがまた何とも嬉しい!!
いがみ合い、嫁姑のいさかえが絶えなく、最悪、殺人事件まで犯す家族まであるこの世の中、ファミリーが仲良く、誕生日を祝ってもらえることは、何の幸せにも代えがたい宝物のように思える。
今年は次男夫婦に長男もできた。名前は凱士(かいと)。
姉の初孫ができたときは、たまに家にお喋りに行くと、孫自慢ばかり聞かされていた。
孫ができるとあんなふうになるのかなあ…くらいにしか思わなかった。
ところがどっこい、姉と同じ立場になると、姉の気持ちがよーく理解できた。
とにかく孫はかわいい。無条件にかわいい。何をしていてもかわいい。どこの赤ちゃんより凱士は優れていると思い、おばあちゃんバカが甚だしい。
3人の子供を産んで育てたときとは、かわいさの質が別格だ。
この話の続きは別の機会に書くとして、この少子化の時代、どこの家庭であれ子供が生まれるのは日本国民としてはありがたいことだと思う。
次男とこから、週に最低一度は動画や写真が送ってくる。凱士フィーバーが冷めやらぬ中、次なる朗報は長男夫婦が家を建てるという。何もこのコロナ禍にわざわざどんなリスクが襲い掛かるやも知れないというのに…
「なにも、こんな時期に~」と息子に忠告してはみたが、彼の決意はすでに固まっていた。
7月中旬に地鎮祭に参加し、棟上式も終わり、予定では来年1月に引っ越しできるという。その間に、長男の家にもコウノトリが知らせを告げ、来年4月に出産予定とのこと。朗報は、続くときには続くものか…
あまり続くとなんだか反動が恐ろしい。慣れることはたやすく、ありがたみが当たり前のように思えてしまう。がたいがい次に、ちょっと悲しかったり、腹立たしかったり、悔しかったりのことが起きる。
人生の浮き沈みが極端にならないように小さい山と谷でバランスをとっているようだ。
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