初めてブログを投稿します。
コロナ禍のためしばらく映画からご無沙汰していた。
スケジュール帳で調べると、2月に「1917命をかけた伝令」を見て以来、7ヵ月ぶりだ。
そういったら前回も戦争もの。
戦争ものの映画、特に戦闘シーンを売りにする映画は、私の勝手な想像だが、男性のほうが多く見るのじゃないかと思う。
今回見た「ミッドウェー」もまさに見せ場は戦闘シーン。
情報戦のシーンも時間を割いていたが、やはり映画の醍醐味からいくと、視覚、聴覚を揺さぶる戦闘シーンは圧倒的だ。
見る映画の9割方は日本映画でジャンルはヒューマンものが多い中で、洋画で戦闘シーンが見せ場なのは初めて。
感想はいろいろあるが、まず体に悪かった。
轟音と過激な戦闘シーンに体がもっていかれるような錯覚に陥り、しばらく食欲がわかなくなった。
「もう殺し合いはやめて!!」と心の中で叫んでいた。
主人に聞くと、平然とした声で「まあ、あんなもんやろと思てた」とのこと。
太古の昔、狩りを担当していた男性と近隣住民の和を担当していた女性のDNAの違いを強く感じる。
家に帰ってから私は頭の中で鳴りやまぬ轟音を打ち消すため、初秋の虫の声が鳴り響く愛知用水路をウォーキングに行った。
それでもやはり映画を思い出す。
アメリカの戦争もんってどこか明るい。
ブラックユーモアーも交えるし、ジョークだって忘れない。戦争ものに限ったことではないのだが…
日本の戦争ものだとこうはいかない。クスッとするシーンなどほとんどない(ような気がする)
それに驚いたことに米国では戦争の際、働きがいいと上官からいきなり等級をあげられるのだ。
個人プレーが良かったのでご褒美を与えましょうということか。
日本なら結果オーライでもたいがいは、運がよかっただけでチームプレイを今後乱さないように、なんてくぎを刺されかねない。
アメリカの戦争ものはどこかからっと乾いたところがあるが、乾湿で分けると日本のは湿っぽい。
勝てば官(乾)軍?! 国民性の違いも大いにあるだろう。
数年前、「永遠の0」を見て太平洋戦争のことをもっと知りたいと思うようになった。
テレビでもその関係のドキュメンタリーなんかがあると、大概は見るようにしている。
毎年、私の知らなかった戦争時のことが放映され、新事実が明かされる。
1945年終戦を迎え、私が生まれたのはその15年後だ。
15年の経過といえば、その当時今の家に引っ越してきたのが、15年前だった。15年の経過が身近に感じられた。その時初めて戦争が遠い昔のことではないことを思い知ったのだ。
15年の間に日本は目覚ましい復興を遂げ、私が生まれた1960年代は高度成長期だ。当たり前に感じていた何の不自由もない生活がなんとありがたいことだったのかと思い知らされる。
そして今度は、戦争の事実を次の世代に引き継ぐことが大切だと見終わっていつも思うのだ。
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