真っ黒な画像ではありません。よーく目を凝らせば見えてくるはずです。
美しく光る蛍の姿が。心の目で見つめればさらに浮かび上がってくるこ
とでしょう。
昨夜は自転車でちょいと蛍を見に行ってきました。真っ暗な所のほうが
光が目立ってよいのに外灯や工場の灯り、自動車のライトが少し入る
所に集まっているような気がしました。
我が技量と装備では木の枝に留まった蛍を接写するのがやっとでした。
光っているのでも燃えているのでもない。存在そのもの。
私たちの灯りの中には空虚、怒り、いらだち、寂しさ、冷酷、そして温もりが
詰まっています。蛍の温度を感じさせない透明感のある灯りには何が詰まっ
ているのでしょう。