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ゴールドベルク変奏曲ト長調 これは、何度も記事でも取り上げさせて頂いたバッハの傑作です。バッハのピアノ曲と言えば、平均律やゴールドベルグ。ゴールドベルグ変奏曲の演奏者の頂点と言えば、グレングールド。平均律といえば、グールドかリヒテル。従って、バッハの演奏家ピアノ部門の頂点は、誰かとゆうと、グールドかリヒテルとなるわけです。あまりに見事すぎるので、後の演奏家が名演しても比較してしまうほど。さて、50歳、脳卒中で亡くなってしまうピアノ界の巨星にも恋物語はあったとか。日経の記事にあったのですが、アメリカ人作曲家、指揮者のルーカスフォスの奥さんのコーネリアさん。思い込みの激しいグールドさんのことですから、関係者は大変であったか、グールド氏が秘匿の末、苦しみながらベートーベンの最後のソナタを弾きまくったかは、分りません。が、私たちに残された名演の数々は、かかるエピソードから誕生したかもしれません。とゆうのは、グールド氏、若いころから名演するので(1955年モノラル版、速過ぎて楽しみ倍。)、40過ぎの演奏(1981年版、ゆっくり過ぎて、楽しみ3倍。)、コーネリアさんに夢中のころの演奏を訪ねる必要あり。よって、この視点からグールド演奏を改めて聴く必要があり、これも新たな楽しみかもしれません。
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