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今ぞ喜べ、愛するキリストの友がらよ。今さらながら、サヴァーリッシュ先生のブルックナー講座をNHKの録画で拝見しますと、キリスト世界においては、まったく急かされない。誰かの都合で装飾を付けたせ、なる要請が入らない。ただ、心情の内面性だけで主題の深みを目指せる、他に類を見ない時代があり、そんな時代や環境にあった作曲者がいたのだ。と、教えて頂きました。偽りのパトスのない音楽。単純さが音楽になっただけ。バッハ様とブルックナー様の共通するところでしょうか。BWV755もそのような作品であります。カンタータ・コラール、宗教オルガン曲群の締めくくりのバッハ作品の神髄にある精神性がここにあるような気がします。
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