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わが太陽は隠れてあり。内容は、意味深な作品であります。この世の終わりか?自身の命の光がかすみ始めたことへの自覚とでもゆうのでしょうか。聴きますと、とても寂しい感じがします。モーツアルトが、おふざけをしている時は、なんか危うい、深刻なものを抱えていることを黙っている時があって、油断なりません。個人の持つ深刻な闇。表現するとこのような曲調になるのでしょうか?バッハの場合は、もう完全に、三途の川を岸から見ている感じ。闇ではなく、白々と明るい三途の川のほとりで、どこかのおじさんと小さな女の子が、手を振ってこちらを呼んでいる曲調。これまた、こわーいです。ホラー映画ですよ。一方、ベートーベンの場合は、熱にうなされてうんうんやっていても、スパッと完治させてしまう癒しのバイオリンが登場してくれます。そのバイオリンの美しさといったら、もはやこの世のものではありません。ベートーベン、神だわ。バッハ・モーツアルト。そしてベートーベンで心の音楽は、完結なり。と永遠の遺産を残してくれました。有難いです。ところで、ラトル卿とバイエルン放送交響楽団のマーラー7番。やはり呼び声の高さそのまま名演であったらしい。生で聴けた皆様は良かったですね。悔しい。けど、NHK放送してくれるはず。NHK音楽祭の一環だと固く信じております。さて、歌詞は、私の太陽は隠れた。ここに残っている太陽よ、泣いておくれ。苦しみに、私がまもなく死ぬのを。
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