昨日は第7回 SAPPORO Short Festに行ってきました。
このイベントに参加すること自体初めてだったんですが。
我々が見たのは札幌プラザ2・5でやっていた「ファミリー&チルドレン」と「アフター3.11」でした。
【ファミリー&チルドレン】
日本と海外で作られた短編アニメーションだけを上映。
アニメということで、子供向けという印象なんでしょうか。子供は入場料が無料でした。
とはいえ、内容的には「子供向け」とは簡単に言い切れないものもありました。
少なくとも、アンパンマン的なものはなかったです。
私的には『オゾ』や『ことりとはっぱ』のような、セリフが一切なくて『トムとジェリー』的なドタバタ系のものがおもしろかったです。
っていうか、こういうおもしろさって世界共通なんでしょうかね。
館内の子供たちのウケも良かったです。
【アフター3.11】
今回の映画祭で一番見たかったプログラムでした。
自分は3.11の当事者でも何でもないんですが、それでも当時の映像を見ると胸が詰まります。
忘れかけていた記憶が呼び戻されて、むしろ余計に辛かったかも。
そんな風に部外者は忘れてしまいそうになるけれど、現地では現在進行形で時間が流れている。
3.11以降の現在進行形の光景を切り取ったドキュメンタリーが多かったです。
特に『津波そして桜』は海外の人が、この災害と災害後の日本(と日本人)をどのように見ているのか。
何を伝えようとしているのか、非常に興味深い視点で作られたドキュメンタリーでした。
作中の日本人が話す言葉のニュアンスが、どこまで海外の人に伝わっているのか、逆にそれを知りたいとも思いました。
『663114』のオチは悪趣味の極みであるんですが、でも日本人がこれをやらなくてどうするんだ、という作品でもあるなと思いました。
といった感じで、2プログラムを見たんですが、4時間ほどの時間も長く感じずおもしろかったです。
なお、余談ながら札幌プラザ2・5は、かつての札幌東宝プラザです。
札幌東宝プラザ閉館後、貸ホールという形で短編映画祭の上映を行うようになったみたいです。
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