昭和46年のハヨピラ自然公園

先日、義父の家を訪れた際、昭和46年頃のハヨピラ自然公園の写真と8ミリフィルムを発見しました。

ハヨピラ自然公園といえば、2012年に訪れたときにはすでに遺跡化していました。
【2012.06.03 ハヨピラ公園をうろうろ】

Wikipediaによると、昭和42年に宇宙友好協会に建設されたとありますが、その後、いつごろ平取町に譲渡され、遺跡化していったのかは書かれていませんでした。

では、昭和46年（建設から4年後）はどうだったんでしょうか？


劣化した8ミリフィルムから起こしたのでわかりづらいですが、これは昭和46年当時の正門です。
奥に見える白い建物がピラミッド。

こちらは2012年の正門。錆だらけです。
藪がうっそうと茂る季節のためか、ここからピラミッドは見えませんでした。


昭和46年にはあった看板。
「アイヌの聖地 自然公園ハヨピラ」とあります。
ということは、この時点で平取町に譲渡されていたんでしょうか？
でも、たった4年ほどで公園が譲渡されるっていうのも、どうなんでしょう？
平取町の町史にはハヨピラ公園の記述もあるようなので、その辺をあたれば譲渡された時期が分かるかもしれません。
なお、この看板は、現在もあるのか記憶が定かじゃないのです。
我々は見つけることができませんでした。


昭和46年のピラミッドを見上げた写真。
中央にある花時計が綺麗で、建物全体がとてもカラフルです。
この写真では分かりづらいかもしれませんが、ピラミッドの石段も白いブロックで加工されているように見えます。
写真中程の右にあるのが土偶、左にあるのが人工衛星なのだそうです。また、立ち入りを禁じる金網も見えません。


2012年のピラミッドを見上げた写真。
見る影もありません。
訪れたときは気付かなかったのですが、昭和46年の写真と比べると、ブロックの白い加工がはげちゃってます。
中央の花時計がなんとも寂しいものに。
土偶や人工衛星に至っては藪に覆われて見ることもできません。
そして、UFOのすぐ後ろには立ち入りを禁じる金網が。


昭和46年のピラミッド。
この写真では分かりづらいですが、写真の中程に売店があり「コカコーラ」を売っています。

昭和46年ごろのハヨピラ公園が、どういう位置付けだったのかハッキリとは分からないのですが。
少なくとも、このように観光客が訪れて写真を撮ったり、売店でジュースを買うことはできたようです。