今日は三笠市の住友奔別炭鉱の跡地で行われた奔別アートプロジェクトに行ってきました!
奔別炭鉱の竪坑は我々が大好きな炭鉱遺構なんですが、そこでこういうアートイベントが行われるなんて、もう待ってましたって感じでした。
しかも会場は、これまで私有地のため立ち入りできなかったホッパーの中というのだから、イベント前からテンション上がりまくりでした。
(写真はご安全にというアート作品)
んで、会場に着いたわけですが周囲の様子はすっかり変わってました。
ちょうど2年ほど前に撮った写真が、こちら。
当時は敷地内に入れないので道路から建物越しに竪坑を撮っています。
んで、今日はちょうど建物のあったあたりから竪坑を撮りました。
手前にあったの建物は綺麗になくなっていました。
わずか2年でも、こうやって風景って変わっていくんだな~、なんて思ったりしました。
会場となるのは、竪坑からさらに奥にあるホッパーです。
昨年参加したバスツアーでも敷地には入れたんですが、ホッパーはダメということでした。
でも、今回はあのホッパーの中にも入れるんです!
会場の入口はこちら。
入口に入ってすぐに、モス地蔵というアート作品が。
苔生し感から当時のものかと思っちゃいそう。
ちなみにホッパーの中は、水捌けが悪い上に湿気があるので想像以上に足下がぬかるみます。
受付で長靴を貸してもらえるので、長靴で中に入った方が良いですよ。
天井にはホッパーの石炭が積み下ろされる穴。
ここから貨車に向けて、石炭が下ろされていたんです。
その石炭が落ちてくる様を擬音で表現したというホッパーサウンド。
ホッパーの窓から竪坑を望む。
その下には、竪坑を模したFactoryという作品が。
ホッパーは一度増築されており入口側が古い建屋、奥が新しい建屋になっています。
これが、その建屋同士のつなぎ目部分です。
そのホッパーの時間と空間のつなぐアートRとθと連結器。
ここに不法投棄されていた家電を使ったIrreversible。
いろいろ、考えさせられます。
アーチ状になったホッパー内部。
このアーチが三列ある=3台の石炭運搬列車がここに並んでいたということです。
んで、この扉。
高さは4~5メートルぐらいはあったと思います。
おそらく、炭鉱が稼働していた当時のもの。
「1.いつもにこにこ元気よく」って牧歌的な感じですが、命懸けの現場なので人間関係が何より大事ということのようです。
配電盤の横に貼ってあったもの。
平成14年ということなので、現在の所有会社によって貼られたものでしょう。
先の標語と時間と会社を超えて混在しているのが、なんかおもしろかったです。
写真の中央にあるのは、ホッパーの二階へ行くための階段です。
今回のイベントは二階にも行けるんです!
ホッパーの二階部分。
この格子状の床下は漏斗のようになっていて、下の貨車へ石炭が下ろせるようになっていました。
呼吸する石炭。
この作品を展示するために、ここを渡っていったらしいです。
他にも見所はたくさんあったのですが、とりあえずここまで。
念願のホッパーに入れたのと、おもしろいものがたくさん見られたので、ホントに楽しいイベントでした!
イベントを主催された関係者の皆様、ありがとうございました。
ちなみにイベントの参加者全員に、住友奔別炭鉱の往時の写真を使ったポストカードと、お気に入りのアート作品を使ったポストカードがもらえますよ!
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