今日は赤平市で催された「赤平TANtanまつり」にいってきました。
これは赤平コミュニティガイドクラブTANtanが主催する、赤平の炭鉱遺構を使ったイベントです。
赤平炭鉱の立坑や自走枠工場などの炭鉱遺構が見学できる他、施設内でのアート展示やがんがん鍋販売などを行われます。
また、夜になると立坑がライトアップされますよ。
それぞれの場所は自由に見学できるものと、ガイド付きで見学時間が定められているものがあります。
詳しくは、リンク先の炭鉄港のサイトで確認してください。
【2012炭鉄港 イベント情報】
我々は午後からの参加で、
1.旧住友赤平立坑 13:00~14:00(10:00と13:00がある)
2.坑口浴場 14:00~14:10(自由に見学)
3.坑口めぐり 14:30~(この時間のみ)
といったカンジで見学してきました。
自走枠工場は時間がなかったので今回はスルーだったのですが、自由に見学できるので坑口めぐりの後だと場所を移動しなくて楽かと思います。
昼過ぎに赤平着を目指していた我々だったのですが。
昼頃に滝川を通る頃に雨が降り出して、赤平に着いたらまさにバケツをひっくり返したような大雨!
雨を避けるように、まずは立坑へと駆け込みました。
立坑内部の見学は、炭鉱ナビの炭鉱遺産巡りツアー以来の2回目です。
あのときとルート的には同じでしたが、スタッフの方から赤平炭鉱に関するより詳しいガイドが聞けました。
また、配電盤が綺麗にされて公開されていたり、立坑で使われていたワイヤーロープが置かれているなど展示物が増えていました。
カレンダーは閉山時のもの。
立坑見学をしているときが最も雨が強く、上の階に上がると至る所で雨漏りがしていました。
また、自然に帰ろうとしている部分もちらほらと…。
立坑見学を終えた我々は、次に道路を挟んで向かいにある坑口浴場へと。
ここの建物は以前から知っていたのですが、何に使われているのか分からず、また炭鉱遺産巡りツアーでも中には入れなかったので、ずっと気になっていました。
入口に入ってすぐにあった鏡。ここにも「御安全に」の一言が。
中はライトが点いてる箇所もありますが、曇天&窓があまりなかったので暗いです。
「出勤者以外の入浴を禁ずる」という注意書き。
坑口浴場は銭湯ぐらいの大きさがあるし、なによりタダだった(ガイドの方によると冷却用水を流用していたのでお湯はタダだったらしいです)ので、部外者も利用したかったのかもしれませんね。
「住友ボウリング同好会」
ガイドの方によると炭鉱会社内の社員の結束は非常に強かったらしいので、これはその名残なのかもしれません。
とにかく広い脱衣場。
それでも社員数に対して場所が狭いので、衣服は脱衣カゴではなく、このように天井から吊していたそうです(カゴを置くスペースを省くため)。
これらのポスターは当時のまま。
大浴場ですが、暗くてよく分からない写真…。
脱衣場の奥にあった。
でも、健康促進コーナーの存在は確認できず。
我々が坑口浴場を出た頃には、激しく降っていた雨もやんでいました。
これなら坑口巡りもできる! というわけで、我々は自走枠工場のさらに奥の山へと向かいました。
なお、坑口巡りはガイドの方の同伴がないと絶対に入れません。
山中は獣道程度はあるので藪漕ぎの心配はありませんが足下が非常に悪いです。
特に今日は雨が降っていたせいもあってぬかるみになっていました。
坑口巡りをする際は、必ず長靴を履いていきましょう!
山道なので虫もたくさんいます。気になるようなら虫除け対策も忘れずに。
このような坑口が赤平のこの一帯にはたくさん残っています。
ガイドの方によると、これらは放置されているのではなく、会社として保存しているんだそうです。
キツツキがいたずらした形跡が。
山中にコンクリート塊が。
ガイドの方によると排気用の設備がここに設置されていたらしいです。
山から立坑と赤平市街が見下ろせる場所は、写真が撮れるようにスタッフの方が藪を払ってくれました。
久々の山道は結構しんどかったですが、ガイドの方からおもしろい話もいろいろ聞けて非常に楽しいイベントでした!
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