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サントリー美術館 『寛永の雅 江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽』

国立新美術館でビュールレ・コレクションを見た後は、
ランチを挟んで、サントリー美術館にハシゴ。

サントリー美術館でも、バレンタインデーから
『寛永の雅』が開催されています。

印象派とかの西洋の雰囲気から一気に、
野々村仁清、狩野探幽などの和の世界に突入です(笑)

いくつか興味深かったものを。

まずは、本阿弥光悦筆、俵屋宗達画の《鹿下絵新古今和歌集断簡》
鹿が描かれた上に、和歌が記されているんですが、
下絵の鹿がなんともカワイイ。
俵屋宗達と言えば、《風神雷神図屏風》が有名ですが、
そう言えば、これの風神・雷神も、可愛かったですね。

徳川秀忠の五女で、徳川家康の内孫の東福門院和子に所縁のある
香木の《香木 銘 千代の春》が展示されていましたが、
これって、まだ香るんでしょうかね?
気になります。

今回の展覧会のサブタイトルにも名前が出ている遠州とは、
小堀遠州のこと。
その他の二人、野々村仁清と狩野探幽は、他の展覧会でも、
何度か名前や作品を目にしているので知っていましたが、
小堀遠州と言う名前は初めて。勉強になります。
その遠州に焦点を当てたセクションで、
《和蘭陀半筒茶碗》があったのですが、これは、
日本の茶道の茶碗をオランダに発注して作らせたもの。
色も薄い青で、柄も当然洋風。
こういう茶碗もあるんだなぁと思いました。

そのオランダの茶碗に触発されたわけでは無いでしょうが、
《染付花唐草文茶碗》も洋風の絵柄で、中々興味深かったです。

狩野探幽の《富士山図》が展示されていたのですが、
これって、三保の松原も描かれているんですかね?
右端に見える部分が、それっぽく見えました。

予想通りと言えば、予想通りなのですが、
『至上の印象派展ビュールレ・コレクション』と異なり、
こちらの展覧会は、空いていました。
穏やかに過ごしたいときはこちらも良いかも。








名称寛永の雅
江戸の宮廷文化と遠州・仁清・探幽
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2018_1/
会期2018年2月14日(水)~4月8日(日)
会場サントリー美術館
当日観覧料一般1300円、大学生・高校生1000円、中学生以下無料
開館時間10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)
休館日火曜日
※4月3日は18時まで開館
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