架空・妄想・不敬皇室小説である『我が身をたどる姫宮』。そのなかで度々出てくる“マジョリカ”お召と言う謎着物。現物の写真の画像は貼りましたが現在では聞き慣れないお召です。
しかしこの着物、着物のなかでは最後に大ヒットした幻のお召の着物なのです。でも生産はわずか4年間と云う期間で終了したのです。
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模様は地中海のアラベスク風のです。異国風の模様でした。
新潟県十日町市で生産されましたが、黒羽織が大ヒットしたので、手間の掛かるキラキラ✨光るラメ糸を多様したマジョリカお召よりも、黒羽織の方が大量に生産出来た事と、某産地等でまがい物の粗悪品が造られた事で品質が下がった事も原因で、十日町市の方ではマジョリカお召の生産を早々止めたと言う事です。