マラウライ共和国
東京にオリンピックが開催されると決まってから、着物プロジェクトは始まったのですが、テレビでも取り上げられていましたので、割合早くから、シロガネも知っておりました。
こういう振袖は直ぐに出来上がるものではありませんので、多くの人達が早くから、制作を始めていたのです。国から依頼されたわけでは有りませんでしたので、有志の方々が進め寄付金を募ったりしたと云うことです。確か・・・・1着200万円。
シロガネの会社は制作しなかったのですが、近くの着物工房等は参加していたようです。ご覧の通りのもう特注品の特注品ですから、それぞれの制作した会社や工房ではもう・・・力の入れようが凄かったと思います。
シロガネの会社は制作しなかったのですが、近くの着物工房等は参加していたようです。ご覧の通りのもう特注品の特注品ですから、それぞれの制作した会社や工房ではもう・・・力の入れようが凄かったと思います。
図案から使用する色数、配色や自分達が制作する国について調べて、何を取り入れ、何を入れたらいけないのか等々、良く分からない知らない国をモチーフにした振袖を制作された方々は大変であったと、十分お察しします。
ボツアナ共和国
でもこういう滅多にない意匠の振袖を制作する機会はそうはありませんから、苦労もあったでしょうが、心踊る思いもあったと着物に携わる側としては、そんな風に思っております。
じっくり見ますととっても面白いデスネ。近頃、着物展示会を見てもどうしてもワンパターン化していまして、こんな風に色を使った楽しい振袖何て見たことがありません。でも手間も相当かかったでしょう。
日本の柄も何気に入れて有ります。
以前BSでこの着物プロジェクトことを特集されていましたので、一部ですが、紹介します。
プロジェクトの発案人である高倉氏が出演されておりますので、高倉氏の着物への思いや、何故着物プロジェクトを立ち上げたかを語っておられますので・・・・。
2017年に放送。“夢の鍵„「着物で2020年東京五輪を彩りたい!」
ナレーション
「ありきたりの柄や色は一切無し。艶やかな色彩で各国の自然や文化を表現しています」
ナレーション
ナレーション
「ノルウェーの自然が描かれた着物を見た首相は・・・・」
ソールベルグ首相
「こんな着物、いままで見たことがないわ!美しい」
ナレーション
「今日、夢の鍵を握るのは、敏腕着物プロデューサー高倉慶応(たかくら・よしまさ)さん。これまでニラノ万博やG7等で着物の魅力を発信してきました」
「今、壮大な夢が進行中。全国一流の職人たちとタックを組、2020年オリンピック、パラリンピックで着物で彩りたい。制作するする着物は世界の国と同じ196ヵ国の着物」
高倉氏
「日本には素晴らしい染織文化があって、世界の中で本当に輝くものなのです。着物が持つ本当の力をオリンピック、パラリンピックの場所で見せられたらいいなと」
ナレーション
「夢はちょうど折り返し地点・・・・・」
ナレーション
「美しい日本の着物で世界を一つに・・・・晴れの舞台を目撃します」
金を蒔く作業です
こんな感じです
~小千谷です。小千谷縮の産地で有ります~
金を蒔く作業です
こんな感じです
~小千谷です。小千谷縮の産地で有ります~
~雪国まで来られた、サモア独立国シラ駐日大使です。お嬢さんとご一緒に来られました~
ナレーション
「小千谷縮の職人、樋口さんとサモアを表現した着物を1年前から制作してきました」
ナレーション
「空と海の青いグラデーションを爽やかに織り上げています」
ナレーション
「熱帯魚やサモアで盛んなラグビーのボール」
「高倉さんが、サモアの着物に小千谷縮を選んだ訳とは?」
高倉氏
「麻は涼しいわけなので、サモア・・・・という国のイメージに涼やかな着物が合うんじゃないかな・・・・」
ナレーション
「世界の着物作りは相手の国に喜んで貰って始めて完成するのです」
ナレーション
「大使の娘さんが、早速試着」
お嬢さんのサラさん
「色合いがとっても素敵だわ」
シラ駐日大使
「周りが海に囲まれているサモアの風景を良く現しているわ」
ナレーション
「樋口さんも満足そうです」
樋口氏
「示してもらいましたから、応えなければならないと・・・・今、可能の限りのレベルの高いのを全部入れたつもりですから・・・・」
ナレーション
「高倉さんは各国の特徴と職人の技をマッチングさせながら、世界の着物作りを進めているのです」
ナレーション
「福岡県久留米市南部、老舗呉服店の三代目が高倉さん。全国の着物を厳選し続けて、30年になります」
ナレーション
「今から四年前、職人達に声をかけて、世界196各国の着物作りを始めました。それが東京五輪に向けたKIMONOプロジェクトでした」
ナレーション
「緻密な絵が特徴の加賀友禅です。肩には国の象徴のアンコール・ワットです」
「最初裾に描いた所、大使館から、国の神聖な寺院を足元に置くのはダメとの修正が入ったそうです」
ナレーション
「着物プロジェクトには17の産地から400人の職人が参加。これだけの規模は始めてだといいます」
高倉氏
「業界というけどね、やっぱり地域ごとに色々な、あの~~生産地が違いますからね、皆にチャンスがないとね・・・・意味がないというか・・・・こだわりはオールジャパンというキーワード」
~昭和39年の東京五輪の時の見事な着物姿の女性達です~
ナレーション
「昭和39年の東京オリンピックでは着物姿の女性達が表彰式に華を添えて、伝統美を世界にアピールしたのです」
~それから約半世紀後の今回の東京五輪ではヘンテコナな服が表彰式に現れて、良い物笑いの種になってしまったのでした。伝統美は何処へ??(゜Д゜≡゜Д゜)~
~それから約半世紀後の今回の東京五輪ではヘンテコナな服が表彰式に現れて、良い物笑いの種になってしまったのでした。伝統美は何処へ??(゜Д゜≡゜Д゜)~
ナレーション
「高倉さんが世界の着物に挑む訳には、着物文化衰退への危機感が合ったのです」
高倉氏
「手作りの技というのは、今、本当に!タイムリミットに差し掛かっているのね。一度失われると、なかなか元には戻せないものなのです」
「そういうものの、もう一度その価値を再発見、日本人にしてもらって、こういう仕事に働こうとか、こういう物作りやってみようとか、そういう若い世代から生まれて来て欲しい」
「その為、インパクトのあることをやらないと・・・・」
ナレーション
ナレーション
「高倉さんが着物プロジェクトを思い付いた訳は、五年前にフランスで開催された着物ショーでした。自信作の着物を観客の前で披露したのですが・・・・」
高倉氏
「普通にショーをやって拍手はまばらで『まぁ着物ね』みたいな・・・・ですね」
ナレーション
「そこで意を決した高倉さんは壇上の上に上がり、着物に込めたあるストーリーを語りました」
高倉氏
「日本とフランス2つの文化を一枚に重ねた、こちらはアール・ヌーヴォー」
右側の袖は日本の花鳥風月
左の袖はアール・ヌーヴォー風に描かれた花々
ナレーション
「向かって右側の袖は日本の花鳥風月、左の袖は優雅な曲線が特徴のアール・ヌーヴォー。高倉さんの熱弁に観客はどよめきました」
高倉氏
高倉氏
「空気が一瞬で変わった。拍手喝采。着物が持つ素晴らしさ、力がストーリーと共に伝えられれば空気が変わる。訳ですから。同じことが、それぞれの国で起これば、これは日本が中心となって素晴らしい出来事が起こるなと・・・と」
ナレーション
ナレーション
「物語のある着物は人を感動させる。高倉さんは世界196各国のストーリーを描き始めたのです」
ネットから見繕った振袖を載せてゆきます。本当に面白くて美しいて、明るく楽しい、見事な珠玉の振袖ですので、ご鑑賞下さい。
上村松園 『春粧』
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