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~南相馬市から発信~

原発人災緊急時避難準備生活56日目 福島市の避難所訪問

2011-05-17 04:29:13 | 東日本大地震
福島市のあづま総合運動公園に行ってきました。

2700人くらいまで増えた被災者も今は600人くらいになりました。

賑やかだったというか騒々しかった避難所は今や静か。
段ボールで仕切りができ、それが壁となっていてプライベートを優先したということではあるんでしょうけどなんか寂しい。
三陸だかどこかの避難所で、体育館の中でテントに入る、入らないの双方の話がありましたが
段ボールの境界は壁という感じがしました。

まぁ、実際に避難を続けている方々に対しては自分は何とも言えない立場ですが。

ここにいた時に色々とお世話になった津波で流されたお婆ちゃんに会いました。
体調を悪くされているようで咳が止まらないと。

お婆ちゃんの家は流されてしまったそうですけど本来なら近場の学校に避難できたんです。
原発のせいで。

海沿いに育った、生活していた人間にとって盆地の生活は過酷です。
自分もついこの前まで福島で働いていましたがもうダメ
暑くて蒸して気分が悪い。

放射能に怯えつつでも線引きされてるエリアの外に居る自分はまだ幸せなんだなと思いました。

しかし、義援金まだ頂けてないそうです。
まぁ自分はとりあえず住めているのでまだマシでしょうけど
こういった方々は優先して欲しい。
食事は少しマシになったようですが(善意で頂いているものに対してすみません)
パン、おにぎりは続いているらしいです。
今はたまに炊き出し、弁当が出るとか
この日はおかゆだったそうです。
皆さん体調崩されているようですからいいかもしれませんね。

しかし、課題としてですが
 とりあえず食べることはできる
 布団、毛布は支給されている
 衣服もとりあえずはある
という状態。

駐車場から体育館に向かうとき散歩のお婆さんに声をかけられましたが
やはり話をしたいんだろうなと思います。
その方は隣の小高区。現在立ち入り禁止区域。
一応は自分もここに居て、原発避難者してましたので境遇が近いところもあり
少し長めに立ち話しちゃいましたが。

色々考える日でした。