4日モリディアーニ展(国立新美術館)へ行って来た。
前回は、モネの筆タッチの技法に感動した。「睡蓮」や「日傘の女」を見たい一心で出かけたのだが、現地では特に「かささぎ」という雪景色に言葉がなかった。あざやかな雪景色のキャンバスに対してまじかに寄るとたくさんの色のドットが塗りつぶされていた。色を混ぜることで色がくすんで暗くなることを防ぐためにモネは、まるで山下清の貼り絵のように色を細かく重ねていったのだ。
今回は、首を長くした人物像で有名なモリディアーニだ。自宅の美術集を勉強していったので、有名な作品のことや若くして(35歳)人生を終えた画家であることを理解して行ったつもりだった。が、特に人物画の作品では、思った以上に背景の暗さにより、浮かび上がった首や頭部の鮮やかな明るさに感動した。モデルの内面を表現しようとしたモリディアーニの感性の鋭さに感銘を受けた。
6月9日まで開催されている。東横線で中目黒で乗り換え、日比谷線六本木駅下車。
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