娘の通うNK高吹奏楽部の定期演奏会がありました。
NK高の定演を聴くのは初めて。
例年、一年生は演奏せず、歌や踊りの担当らしいが
今年はちょっとだけ出番が多くて
娘も「白猫」になるというので、それが楽しみ
娘からの情報だと、二日間でメニューが違うとのこと。
二部のステージドリルと寸劇は同じで、
その他の曲目と客演が変わると聞いていたので
一日だけでいいかな～と思いつつも、
初日、仕事を持ち帰っていた夫と次男を置いて
私一人で出かけた。
もう～～～～、すごいね
ただただ、びっくり
歌って、踊って、演技して・・・・たっぷり二時間半。
あれだけの演奏会をやるには、一体どれだけの時間を費やして
企画・構成をし、シナリオと大道具・小道具を作り、
全部の演奏と台本を覚え・・・・
いろんな知恵を出し合って、話し合い、ぶつかり合い・・・
何度となく立ち稽古やリハを繰り返し・・・
今日までいかに頑張ってきたことか。
肝心の、吹奏楽としての演奏の良し悪しは
素人の私にはわからないけれど
少なくともこの辺で聴く高校生の演奏としては、上手かった。
そして初めて見る「ステージドリル」。
マーチングのステージ版、という感じでしょうか。
この動きだけでも、かなりの練習が必要だろう。
さらに、毎年行われるという「NK家の人々」という寸劇。
寸劇、という言葉が失礼に当たるほど、予想外に素晴らしかった。
今年はミュージカル好きの先輩が多いだけあって
ウエストサイドストーリー、ライオンキング、マイフェアレディ、
オペラ座の怪人、キャッツ、コーラスラインのメドレーを
お芝居で繋ぐ、という構成。
しかも、歌や踊りは完全コピー？ってほど内容が濃く
衣装やシャンデリア、ライオンキングの動物など、
手作り感いっぱいだけどホンモノ（ミュージカルの小道具）っぽい
・・・劇団四季大好きの私、大ウケ。
白猫担当の娘、初々しく、一生懸命踊って歌ってました
プログラムを見て、曲数が少ないことに初めは驚いたが
（２・３曲しか載ってない）
客演である初日サックス、二日目トロンボーン奏者との共演を初め
二部のステージドリルや寸劇の間もずっと吹いてるわけだから、
かなりの曲数になる。・・・この子ら、すごいなぁ～・・。
そしてお待ちかね、保護者会で聴いてからというもの、
すっかり虜になったアンコール曲。
楽器を持った子供たちが、踊る、踊る。
何度見ても圧巻のこの曲。若いなぁ～って感じ。
（これを練習していて娘は毎日筋肉痛に苦しんでいたのか）
最近涙腺が弱くて仕方のない私は、
始終涙を拭っていた。
わ～、涙止まんないよ～～～と急いで会場を後にすると
出口の通路に１２１人の部員が並んで
「ありがとうございました～」と口々にお見送り。
や、ヤバイって・・・
ブラスの有名校の定演も、こんなんなのかな～
私が今まで見た定演では最高のものだった。
とにかく、部員も多いから親戚縁者の数も相応だとは思うけど
それにしても、開演前の長蛇の列はすごかった。
ほとんど満席。
これなら、また来たいって思うかも。
思えば去年、NK高の定演からハート目で帰ってきた娘が
「私、絶対NK高行く
」と宣言。兄と同じ地元の進学高行ってくれよ～～
と親を悩ませたものだが、
揺るがぬ固い意志を貫き、とうとう実現した。
毎日ヘロヘロでヘトヘトで・・・眠くて泣いちゃうけど
部活が命の娘を見てると、ホントに幸せそう。
（本番の翌日に朝練しないのは安い部活だ、と先輩が言ったとかで
翌日も朝練に出かけて行った・・・
）しかし、先日のテスト。
クラスでオシリの方だった・・・とかで・・・・・
それなりに予習はしているものの・・・大丈夫か？？
（元々ギリギリで入ったからして、当然なんだけど・笑）
彼女の実力じゃあ～、国立は無理だなぁ
・・・今後の進路がホトホト心配な母である。
