aCappella好き♪

「西の魔女が死んだ」

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「ハラハラするのが嫌い」という私のために、
ブロ友さんが紹介してくれた作家、梨木香歩さん。

彼女の作品は、誰も傷つけないから。
そう言ってた気がする。

確かに、あったかいお話だった。
そして、これといった事件もなく・・・

これこそが、いつも私が言ってる
「平凡で穏やかな」世界観じゃないかな(笑)

外国人の、まいの祖母はなんとなく、
テレビで見るベニシアさんと重なる。

素敵な暮らし。
慎ましい、昔ながらの。

憧れるけれど、なかなか出来るものではない。



この本を読んで、うぬぼれやの私は思った。
このおばあさんの精神は、ちょっぴり私と似たところがある。
争いを好まず、人を許す。
「こんなことは私の致命傷にはならない」
そんな風なことを、いつも考えてる節がある。

何が起きても、くよくよ倒れず
しっかり生きていける気がしてしまう。

・・・ある意味、クールで
割り切りが上手くて
あきらめが早くて、
こだわりがなくて、鈍感で。

(・・・本来そうではないにしても、
そう思い込むことでラクに生きている、ともいえる)

本当の苦しみに出会ったときに自分がどうなるか?
まだわかっていない、だけなのか。


私の父は、60歳で亡くなった。
昔ながらの日本の父、で
子供の頃は、時々震えあがるほど怖かったけれど
その愛情の深さには、大人になってから気が付いた。

オバケを怖がる私に、
「安心しろ、俺が死んでもお前のところには
決して化けて出ないから」と笑ってた。

だから、父が亡くなった時・・・
私は暗闇も一人も怖くはなかった。
父を信じていたから~

「ニシノマジョ カラ ヒガシノマジョ ヘ
オバアチャン ノ タマシイ、
ダッシュツ、ダイセイコウ」

ここを読んだ時、父を思い出した。
きっと今も私を、そっと見守っていてくれると思う。

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