初めて、その人を知った。
私と同世代の、素人さんたちが、夢いっぱいに
ステージでその人と歌ってた。
カリスマ・・・まさに、その人はそんな感じ。
「歌をやってる」と知ってる同僚たちが
その人と私をちょっぴり重ねたのかどうなのか
チラチラとこっちを見てる気がした・・・・けど・・・・
否定はしない。
やってること、規模は違えど、似て異なり。
歌いながら泣いてる、「私と同世代の主婦たち」は
私にとって、ものすごく身近な存在ではないのか？
でも正直、不思議と感動はしなかった・・・・。
絶対に「違う」と、感じてしまった・・・。
もしかしたら、ライバル意識を持ったのかなぁ？（笑）
それは絶対にないと思いながら
その時私が思ったことには、
何サマだよっ
って自分でも思うくらい毒があった。
“鍛えてない人が、人前に出ちゃ～イカンよナァ～”
もちろん、自分も含めて。
歌い始めた頃の私たちは
「“好き”と“楽しい”を伝えるために」
「ひとりじゃ出来ないことを、みんなの力で」
なんてスローガンを掲げて
主婦だって、歌っていいじゃない
とばかりに日常と違う「何か」を、私自身求めてたし
「同じ気持ち」の「普通のママたち」が
次々音楽に目覚めていくことが、楽しくて仕方なかった。
・・・・けど、
そこは越えたかな、と
思い始めてることに、初めて気がつく。
今や「歌ってる私」は、特別でもなんでもなく
週イチ、３時間も４時間もかかさず練習してるなんて
ちょっとスゴイ・・・とは思うけど
初めて人前で歌った時の、
未熟なんだけど充実した、あの気持ちは
ずいぶん遠くに行ってしまったんだなって感じた。
「一生懸命さが、人の心に何かを残す」的な、
大人の素人さんの発表会でいつも感じる
そういうパワー・・・・
そこには、いたくないかも・・・という。。。。新たな気持ち。。。
今まで鼻歌くらいしか歌ったことのなかった人たちが、
ステージで歌うヨロコビを知る。
ハモネプを見て、仲間とアカペラを始める子供たち。
知らない世界に飛び込むことって
いつも新鮮で、真剣で、夢中になれる。
その素晴らしさには共感したけれど
そこは「始めの一歩」。
これからまだまだ上手になれるし、
素敵な歌が歌えると思う。
ふと、自分が夢の途中にいることに気付く。
その前に・・・
私は一体、どんな夢を見てるのだろう？
言葉には出来ないけれど
描いてる未来は、確かにある。
それにしても・・・・
つくづく、ネットって、思うことが書けないなぁ。
私に「毒」を吐かせてくれるのは、やっぱり「酒」だ（笑）。
好き勝手に、音楽のことを語りたい～～～
ピアノはメチャクチャ上手かったけど、
歌はさほどじゃない。
ああいう曲も、好きじゃない。
心の琴線に触れる音楽、ではなかったけれど
気持ちは、わかる。
私もきっと、どこかでそんな人なんだろう。
・・・誰か、飲みに行こう（笑）
