マイナンバーカードの下のほうに、臓器提供の同意署名欄があります。おそろしく小さい文字と記入欄です。ナニコレ珍百景ものですね。本気で署名させようとしているのでしょうか。
臓器提供意思表示の署名があるカード(運転免許証、保険証)は、事故などのとき、条件を満たせばなるべく新鮮なうちに臓器を取り出してもらえるようにするために、つねに携帯していることに意味があるものでしょう。ということはマイナンバーカードは常に携帯しておいたほうがいい?「法律で認められた者以外の者が個人番号をコピーすることは、法律で禁止されています。」ということなのでなんとなくズレを感じてしまいます。
個人番号と電子証明書であらゆる本人認証を一元化できるという概念図的な夢と、セキュリティ面で突っ込まれることだけは避けたいという現実的な思惑がぶつかって、いろいろな矛盾を引き起こしているように思います。
考えるまでもなく、そもそも利便性とセキュリティは相反するもの。利便性もセキュリティもどちらも優等生的な宣伝をしているマイナンバーカード。かつての○○みたい。
○○は、たとえば原子力発電、あるいは原子燃料とか…