屁理屈爺さんIT放談

お気に入りソフトやデジモノ紹介。その逆に使っていて困る事例の紹介(主にヒューマン・インタフェースの観点から)

臓器提供の同意署名欄があるんだ

2020年07月11日 | マイナンバーカード
マイナンバーカードの下のほうに、臓器提供の同意署名欄があります。おそろしく小さい文字と記入欄です。ナニコレ珍百景ものですね。本気で署名させようとしているのでしょうか。
 臓器提供意思表示の署名があるカード(運転免許証、保険証)は、事故などのとき、条件を満たせばなるべく新鮮なうちに臓器を取り出してもらえるようにするために、つねに携帯していることに意味があるものでしょう。ということはマイナンバーカードは常に携帯しておいたほうがいい?「法律で認められた者以外の者が個人番号をコピーすることは、法律で禁止されています。」ということなのでなんとなくズレを感じてしまいます。
 個人番号と電子証明書であらゆる本人認証を一元化できるという概念図的な夢と、セキュリティ面で突っ込まれることだけは避けたいという現実的な思惑がぶつかって、いろいろな矛盾を引き起こしているように思います。
 考えるまでもなく、そもそも利便性とセキュリティは相反するもの。利便性もセキュリティもどちらも優等生的な宣伝をしているマイナンバーカード。かつての○○みたい。
 
○○は、たとえば原子力発電、あるいは原子燃料とか…
 

電子証明書の更新のお知らせ、ご苦労さまです。

2020年07月10日 | マイナンバーカード
今回、マイナポイントの「予約」で、私はなんとかできたものの、妻が誕生日をとっくに過ぎていたため町役場に出向いて電子証明書の更新手続きを強いられることになりました。誕生日前に更新の通知書がきているはずなのでそれを持参、ですが、妻はあっさりと「そんなの捨てた!」。ダメ元で窓口に電話をしたら、大丈夫とのこと、無事証明書の更新手続きを終えました。係の人にはパスワードは同じでいいですよと言われたとか。さっそくその日の夜に「予約」を試みましたが、なんと、まだ更新されていないというメッセージが(翌日まで待てということ)。これじゃ、ますますそっぽ向かれるよ。
 
 ちなみに横浜市のHPを見てみたら電子証明書の更新のお知らせについて、
「お知らせは青い封筒と白い封筒で2回届きます。白い封筒→青い封筒の順で届きますが、白い封筒のお知らせの案内による手続をお願いします。」
などと書いてあります。なんじゃこりゃ。
 
 よく見ると、青い封筒は地方公共団体情報システム機構が全国一律で発送するのだそうで、白い封筒は横浜市が独自に発送するものだそうです。ご苦労さまです。
 
 はい、わざわざ横浜市のHPをチェックするなんて、私もご苦労さまです。

電子証明書の更新のお知らせ、ご苦労さまです。

2020年07月10日 | マイナンバーカード
今回、マイナポイントの「予約」で、私はなんとかできたものの、妻が誕生日をとっくに過ぎていたため町役場に出向いて電子証明書の更新手続きを強いられることになりました。誕生日前に更新の通知書がきているはずなのでそれを持参、ですが、妻はあっさりと「そんなの捨てた!」。ダメ元で窓口に電話をしたら、大丈夫とのこと、無事証明書の更新手続きを終えました。係の人にはパスワードは同じでいいですよと言われたとか。さっそくその日の夜に「予約」を試みましたが、なんと、まだ更新されていないというメッセージが(翌日まで待てということ)。これじゃ、ますますそっぽ向かれるよ。
 
 ちなみに横浜市のHPを見てみたら電子証明書の更新のお知らせについて、
「お知らせは青い封筒と白い封筒で2回届きます。白い封筒→青い封筒の順で届きますが、白い封筒のお知らせの案内による手続をお願いします。」
などと書いてあります。なんじゃこりゃ。
 
 よく見ると、青い封筒は地方公共団体情報システム機構が全国一律で発送するのだそうで、白い封筒は横浜市が独自に発送するものだそうです。ご苦労さまです。
 
 はい、わざわざ横浜市のHPをチェックするなんて、私もご苦労さまです。

赤ちゃんでもマイナポイント還元可能?!

2020年07月09日 | マイナンバーカード
今話題沸騰中、もとい今笑い沸騰中の「マイナポイント」
5000円分までのポイントがもらえる。これって、マイナンバーカードごとにポイント紐付けできるので、新生児もカード作ってもいいのか、と思ったら、本当に可能みたいです。
 
問題は、カードと紐付けする決済サービス。9月からの半年間で2万円以上使う予定のものを見極めて紐付け(申し込み)が必要。赤ちゃんはクレジットカードなど持っていないので、親のクレジットカードを使うことになりますが、親が申し込んだサービスとは別のカードに紐付けする必要があります。
 
すると、夫婦、子ども3人だと、全部で5種類のクレジットカード(なんとかPayでも可)を用意して、半年でそれぞれ2万円以上決済すればめでたく満額もらえるということに。
 
 ところで、年明け出産予定のお宅は、めでたくご出産となったら速攻で写真撮影、マイナンバーカード申請、(ここで1ヶ月待たされる?)電子証明書登録、マイナンバーカード取得、マイナポイントの予約、決済サービスの申込み(紐付け)、そして3月末までに2万円以上の買い物、でめでたく5000ポイントゲット、を手ぐすね引いて待っているのだろうか。でも、予算の上限に達したら、その時点でマイナポイントの予約ができなくなるとか、気を揉むだけ損、手続き面倒だし。

面倒なマイナンバーカードの隠れた有効期限

2020年07月08日 | マイナンバーカード
今日はまたマイナンバーカードについて。
 
マイナンバーは一生同一番号を死ぬまで使うことになります。一方、本人証明のため実印と印鑑証明がありますが、こちらは(実印を変えない限り)有効期限はありません。
 
しかし、マイナンバーカードは有効期限があります。有効期限は10年(10回目の誕生日まで)。ところが未成年は写真の都合で、半分の5年です。この段階で「え、面倒」と感じますが、もっと面倒なのは、カードの有効期限ではなく、電子証明書の有効期限というのがあるということです。
 
印鑑証明には有効期限がないのに、なぜ一生使える番号のマイナンバーには有効期限があるの、と思いたくなります。全然便利じゃない。しかも、カードそのものの有効期限よりも先にやって来る証明書の方の有効期限は、カード券面には印刷されておらず、よく見ると、自分で書き込むようになっています。
 
さてさて、マイナンバーカード普及の暁には5,000万人くらいになるのでしょうか。だとすると平均して毎年1,000万人が、自治体の窓口に出向いて更新手続き、それを自治体の人が一生懸命対応する。しかも平均していない。今回のように10万円支給、5000円分ポイント還元の年に新規作成者が集中すると、未来永劫、5年周期で更新手続きの波が自治体を襲うという構図になりますね