屁理屈爺さんIT放談

お気に入りソフトやデジモノ紹介。その逆に使っていて困る事例の紹介(主にヒューマン・インタフェースの観点から)

超有名テーマパークのeチケットサイトがひどい!と思うお話

2013年01月24日 | デザイン?
家族に依頼されて、超有名どころのテーマパークのeチケットの印刷をする機会があった。

このサイトのユーザインタフェースがあまりにもひどく、そのテーマパークのイメージが台無しだ。

・重い! 待っている間デ○×ニーキャラクターが動くのだが、待たせてごめんねとの言い訳にもならないくらいひどく待たされる。

・間違ってポップアップ(?)が開こうものなら、それをキャンセルするすべがない。しかたなくブラウザの戻るボタンを使うことになる。

・なんとかeチケットの印刷らしき画面にたどりつくものの、「eチケットの印刷」のバナーがいたるところに表示され、混乱させられる。で、とにかくそのバナーを押して次の画面に遷移しても、また"同じバナー"が表示される。目的に近づいたのか、堂々めぐりしているのかよくわからない。

・いい加減頭にきつつ、とにかくeチケットを表示し印刷実行。しかし、背景がカラーでベタの背景なので、インク大量消費。出てきた紙も湿り気味。

印刷したあと、家族から、「余白を1cmにしないとだめなんだって」とか言われて、ガーン!  おいおい、そんなこと強いるeチケットなんて聞いたこと無いぜ。

説明書きを見ると、現地のQRコード読み取り機に入れるときに、印刷したA4サイズのeチケットを、8つ折りにしないとだめらしい。そもそも8つ折りって、ちゃんと間違いなくできるのか?
しかも、そのときQRコードが端から2cm以上離れていると読み取れないことがあるらしい。

なんてこった!!!これを全部お客様にさせるというのか。(これに腹を立てないハッピーなお客様だけが入場資格があるのかも…私はダメだね)

で、余白の設定の仕方だが、そのテーマパークのサイトにちゃんと書いてある。が、その説明に使われている画像は昔のバージョンのIEのメニューではないか。だけど、サイトにはそのバージョンのIEは使えないような書き方が。どうなってんだ?

さて、気を取り直して自分のブラウザで余白を設定(ページ設定)しようと思ったが、eチケットがポップアップ画面で表示されていて、その画面にはページ設定をするツールバーが表示されていないではないか!!

お客様重視(軽視)のポリシーはここまでは行き届かなかったのか。よくぞ、ここまでひどいインタフェースのシステムの納入にゴーサインを出したものだ。



これがユニバーサルデザイン?

2005年09月28日 | デザイン?
19年間使ったシャワートイレがついに機能しなくなり、急遽ナショナルのDL-GW20を取りつけた。
なんでもユニバーサルデザインのリモコンなんだそうだ。
まだ取りつけただけでちゃんとは使っていないが、第一印象はなんじゃこりゃだ。
メーカーのサイトでは、中央のロータリー式のコントローラが目玉らしい。これが家族全員に受入れられるデザインなのだそうだ。
たしかに、やたらボタンが並んでいるよりは見た目の親しみは感じられる。

ところが、手に持って操作するならいいが、壁に取りつけたとたん、ゲゲ、うまく回らない。冬なんか乾燥肌の人(特に老人)何かはどうやって廻すのだろう。
上からつまむようにして廻せばいい?
便座に座って、シャワーのボタンが押しやすい位置にリモコンを取りつけたら、このクルクルは相当高い位置から手を添えないとうまく廻せないはずだ。

さらに、クルクルと壁面のすき間がほとんど確保されていない。指を突っ込もうとすれば突っ込めるが、そもそもやわなボードの壁にとりつけてあるのだから、そんな楔を入れるような向きの力が加わったらひとたまりもない。すぐにリモコンの取付がガタガタになるだろう。しかも、わざわざそれを誘発するように取付ネジの位置が相当下にある。まさにテコの原理で子どもの力でも簡単にガタを起こさせるようなものだ。

さらに言えば、この調節範囲の両端が、「やわらか」と「マッサージ」という機能になっている。が、ロータリー式のため、両端に何があるかは、実際にまわしてみないと表示が見えない。しかし、まわしにくい。

うーん、ユニバーサルデザインって、いったい何なの?と考えさせられてしまうのであった。

そういえば、今回カタログなどでこの手の商品をいろいろ眺めてみたが、TOTOのリモコンのデザイン。あれも多いにクエスチョン。便座自体のトップメーカーの自信を伺わせるデザインと比べると、形といい配色といい、取ってつけたような違和感のあるデザインのリモコンだ。
たぶんそれなれの根拠が合ってのデザインだろう。どういう根拠なのでああいう形、配色になったのか知りたいものだ。