マイナンバー、マイナンバーカード、マイナポイント、マイナポータル、マイキーID…
よくぞここまで、マイ・マイを連発したものですね。それによっていろいろな誤解が生まれているようです。
さてさて、そこで、現在の私の理解した範囲で解説を試みると…
「マイナポイント」というポイントの実体はない。そもそも「マイナポイント事業」という取り組みの名称があって、なんだかポイントがもらえる、というイメージが勝手に独り歩きしている。解説サイトも「マイナポイントが貰える」などと、その誤解を助長している表現がほとんどですね。
マイナポイント事業は、たしかにマイナンバーカードを利用したものだけど、それはマイナンバーカード内蔵のICチップの機能を活用したものであって、マイナンバー(個人番号)を使うものではないようです。ここも誤解している人が大半ではないでしょうか。
そのICチップの中には、電子証明書のデータなどがある他に、多目的に使えるエリアがあって、これら全体のデータのことを「マイキー」と呼ぶらしい。そして、多目的に使うときに、そのカード(ICチップ)を特定するために、マイキーIDというものを付与する。このマイキーIDは、「マイナンバー(個人番号)」とは全く無関係(ここが大事らしい)。
今回のマイナポイント事業では、マイキーIDと(利用者が選択した)決済サービスを紐付けするというもの。これによって、マイキーIDが紐付けされた利用者には、25%分の割増ポイントを(決済サービス事業者が)付与するというもの。(マイナポイントを付与するのではない。)決済サービス事業者は、割増した分の金額を政府からもらうことになるのでしょう。
なので、マイナンバー(個人番号)が、○○ペイに通知されるなどということもない。ということになりますね。
ちなみに、「マイナポイント事業」は、COVID-19対策で、拙速に打ち出されたというものではなく、昨年のうちにすでに計画されていたようです。
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以上、間違っていたらごめんなさい。自分なりに少し整理できたかな、と思います。
それにしても、マイ・マイ連発は罪作りだなあ。選挙じゃないんだからそんなに連呼しなくてもいいのに。