電車へ飛び込んでしまう人がいる。そうしてしまう人の悲しみや絶望を私たちははかり知ることはできない。そしてその現場を写真に撮る人がいる。情報化社会の全てが悪いとは思わない。でも飛び込んでしまった人が自分の家族でもその人は写真を撮るのだろうか。イエス様言う『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』(マルコの福音書12章31節)。たんなる道徳の話ではない。弱者は淘汰されてあたりまえなどという他者への悩み苦しみへの共感が存在しない世界が、成熟した人間らしい世界だとは到底思えない。自分を愛することなしに他者を愛する事はできない。自分自身を愛することができるのは、神が“ありのままの自分”を受け入れそして愛して下さっている事を知ることからはじまる。そしてそれが人を愛することの土台となるのです、と聖書は語るのです。
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