さて現役の日本共産党員でありながら綱領と規約を逸脱した行為を公然化した松竹伸幸の問題。面倒くさがって、ブログになかなか手を付けないうちに「党機関が松竹の除名を決定した」ということで一区切りがついた。
参考までに、松竹の逸脱行為が明るみに出た際の藤田健・赤旗編集局次長の論文と、松竹の除名を決定した党京都府委員会・同京都南地区委員会の声明をリンクしておく。
まあ私が書くこともなくなってしまったのだがw、一言触れておきたいのは松竹が党員として真剣に組織の発展を願い、良かれと思って今回の件に至ったと認識している人が少なくないように見えるので、それは違いますということです。
じゃあ松竹の動機は何かと言えば、私怨でしょうな。松竹は2005年、党機関誌『議会と自治体』に載せた論文が党の方針と食い違っているとかで委員長志位和夫に詰められ、自己批判文を次の号に載せた、程なく松竹は党職員を退職したという出来事があります。松竹のブログを「志位 自己批判」で検索すると、彼の回想めいた文章がなんぼか上がるので参照してください。
松竹は自己批判文の件で書記局長小池晃に言及したことがあります。こちらの記事ですが、ちょっと引用をしてみます。
小池氏に対してきびしいことを書いているけれど、私はとても尊敬してきたのだ。(中略)私が志位氏と大げんかして退職することになった際も、まわりには冷たい視線の人が多かったけれど、小池氏は最後まで温かく見守ってくれた。(中略)
もう退職して十数年になり、小池氏とお会いするのは京都で開かれる「赤旗まつり」などに限られているけれど、当初は親しげに話しかけてきたのに、時間が経つにつれて「お前とは話したくない」という雰囲気になってきた。なぜこうなってしまったのかと考え込んでしまう。
要は尊敬していた小池は、以前は親しく話しかけてきたけど年がたつごとに疎遠になっていった。まあ結局は両者大して親しい関係じゃなかったてことだろうが、引用からはそのことを松竹が非常に恨みがましく思っていたことが伝わる。
小池に対してこうなのだから、そらあ志位に対しては七代祟りたいくらい恨み骨髄だろうね松竹。
てことで、今後心ある共産党関係者・支持者の皆さんは、松竹を批判する際にはぜひこの「私怨」を積極的に指摘してほしいとご検討願う次第である。
ただもう、個人的には松竹のことはもう放っておいて、別のことに注力しなければと思う。別のことってのは、もちろん「130%の党づくり」。2月中に飛躍をつくらねばならん。
冒頭、松竹の問題を「一区切り」としたのは、党の規約上、処分に不服の者は来年あるだろう次の党大会で再審査を求めることができるってんで、松竹がその行使を既に宣言しているからである。まあせいぜい松竹のやれることはマスコミを扇動し、反動勢力の神輿に乗って反共攻撃くらいだろうし、そうなると党員資格を取り戻すどころじゃない(もともとそのつもりもなく党攻撃をしたいだけかもだが)から、党機関および機関紙「しんぶん赤旗」に適宜批判してもらって、地域に生きる私たちは粛々と党勢拡大に努めたいところだ。
そうそう、松竹の昨日(7日)付のブログでは、自身を宮本顕治になぞらえるというきっつい自己陶酔を披露していた。こう自分に酔っている性分な時点で、この人は公党の党首に向かなそうなんだけど。
てわけで私たちは、それこそ宮本顕治が残した大論文「犬は吠えても歴史は進む」の気持ちで行きましょう。