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「see」の主語が人ではない場合【 |連続| 第1197回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

Let's get started with day 24 for the month of January.

こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

悪魔役もすごい人気だそうです。
「「see」の主語が人ではない場合」について、「AFP News Agency」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

「see」の主語が人ではない場合

▷今日の例文

英文▷ In the Spanish town of Piornal, where a centuries old festival sees emotions run deep in a crowd that throws roots at "Jarramplas" in a symbolic expulsion of evil.

訳例▷ (それは)スペインのピオルナルという町です。何世紀もの歴史のある祭りが、象徴的な悪の追放である「ハランプラス」で根菜類を投げている群衆に感情が根ざしているのを見ます。

もう少しわかりやすく訳すと「(それは)スペインのピオルナルという町です。悪魔追放を象徴する何世紀もの歴史を持つ祭り「ハランプラス」では、群衆が根菜類を投げつけ、感情を高ぶらせています。」


実際のニュース映像はAFP News Agency

解説▷

動詞の「see」は、普通は人が主語がになることが多いです。
しかし、主語に人ではないものが来て、洒落た表現になっていることもあります。
 
例▷ 2005 saw this incident.(2005年がこの出来事を見た。⇒2005年にこの出来事が起きた。)
例▷ The office will see renovations next month.(そのオフィスは来月改修を見るでしょう。⇒そのオフィスは来月改修される予定です。)
 
このような人でない主語を無生物主語と呼ぶことがあります。 
「無生物主語+see」の場合、上のように、日本語に翻訳する場合、少し工夫が必要になります。

「今日の例文」でも「a centuries old festival」が主語になり、「see」が使われています。
日本語にするのが大変難しいです。

なお、「今日の例文」は文にはなっていません。最初の部分に「It's」などを足して「It's in the Spanish town of Piornal, where〜.」とすれば前半部分が主節となってちゃんとした文になります。

▷その他の単語

Piornal: ピオルナル ※スペインのエストレマドゥーラ州カセレス県にある小さな町 
a centuries old festival: 何世紀もの歴史のある祭り
emotion: 感情
run deep in: (憎悪・信念・問題などが、人などに)深く根ざす
crowd: 群衆
throw root: 根菜を投げる
Jarramplas: ハランプラス ※悪魔の格好をしたハランプラスにカブを投げつける祭り。20分間、カブの集中攻撃に耐えられればヒーローとして尊敬される。「カブ祭り」とも呼ばれる。
symbolic: 象徴的な
expulsion: 追放、排除、駆逐
evil: 悪、悪魔 

▷今日の例文は「AFP News Agency」から



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