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山岳遭難事故に学ぶ。

2021-12-30 | つぶやき

ピクミンブルームで歩き続けて3千里を目指している昨今です。

たまには文章を書きたくなりました。

本当に最近歩いてばかりで、クレイジーにも「あと10分も歩けばレベルが上がる!」てな具合で、いったん帰宅しそうになりつつ、方向転換し、また余計に遠回りで帰宅する日々。

クレイずぃいー!!!

それはさておき、ちょっとシリアスな話に変わります。

街中歩きはチート全開モードでなんでもありの世界で、マトリックスのように仮想現実感があって、いつでもどこでも食したり飲んだりできます。

対して山歩きは、持っていくときの装備にすべてがかかっています。

メジャー化した山で、山小屋や休憩所で食べたり飲んだりできる施設もトイレも備わってたりしますが、基本は装備をちゃんとすることです。

初めてまともに、山のふもとから頂上、そしてふもとへ、トレーニング山歩きをした時があるんですが、その時は素人すぎて、肩掛けバッグ、スニーカー、Gパンという軽装でした。

しかも、頂上には食べ物屋さんもある休憩所もあるっていうことで装備は少な目でした。

けれど意外にすごく疲れてしまい、時間もかかって、さらにさらに期待していた頂上の食べ物屋さんが不定期休業中でそれでも、ある程度は持ってきていた食べ物飲み物で体力を維持しつつ下山することに。

でも、軽装で、飲み物も、ある程度下山しないと自動販売機もなく同行した友人も自分と同じような状況で、水分の持ち合わせがなくなり、はっきりいって、途中から地獄のようにのどが渇いても、何も飲めない状態になりましたが、やっとのことで下山はできました。

あの時、ふもとまで降りてきて、自動販売機が目に入った際に2つくらい一気に、缶やらペットボトルのドリンクをすぐに飲み干しました。

2つですよ?1つなんて秒で終わって2つです!

それくらい、メジャー化された山でも、過酷な飢餓感と、ガクガクな足の筋肉となり、ヘロヘロを通り越してまるで刑罰のような下山となることもあるのです。

そして次の日、朝起きたら、目、しか動きませんでした。

目、だけですよ!!!

他が何にも動かない。極度の筋肉痛です。

後にも先にも、あんなひどい筋肉痛はあれ1回だけでした。

目しか動かないところから、必死でトイレに行くため体を起こし、やっと動けるようになるまでどれだけ大変だったか、今ではもう忘れてしまいました。

この実体験から、まずは山では装備が肝心です。
次に体力。適切な服装。

それに加えて、絶対条件があります。

それは天気!!!

幸い、天気だけはしっかり把握していたので、雨には降られませんでした。

ここで本題に入ります。遭難事故についててです。

それだけじゃなく、遭難事故では学ぶことがたくさんある!

それを、この広い世界のたった一人だけにでも伝えたいから、文章を書くことにしました。

一番勉強になる遭難事故があります。それは「吾妻連峰雪山遭難事故」です。

記憶だけでまずは時系列順に書いてみます。



1.最初の新幹線で席が予約できず、別の電車で行くことになり出発が遅れる。

2.最寄り駅でスキー板が積めるタクシーが拾えず、別途マイクロバスをチャーター。

3.マイクロバスの運転手が、道路が凍結している時期なので最寄りのスキー場からリフトを乗り継いでいったほうがいいとアドバイス。でもグループのリーダーがそれを拒否。予定が遅れていたため、登山口により近い場所まで行くように指示。

4.案の定、道路は凍結していて途中から先に進めず。なぜか、グループはバスを引き返してもらうようにはせずに、途中で降りて、自力で歩いてスキー場のリフトに向かうことに。ここで余計に体力を消耗することとなる。

5.リフトでは4本あるうち、半分は強い風で動かなかった。動いていないリフトに乗れず、最後のリフト場に設置されていた登山届を出さないまま、グループは途中で歩いて登山に向かうことに。またここで、余計に体力を消耗することに。

6.体力をかなり消耗しまったため、1人体調が悪くなる方が発生。管理人や他の登山者がいるちゃんとした山小屋に泊まるか聞くと大丈夫、という回答のため、目的地の「避難小屋」へ向かう。

7.避難小屋は設備が貧相だが自由があった。その日は結局最後の晩餐となるが、持ち寄った肉などを囲炉裏で焼いて休憩せず夜更けまでパーティーを楽しむ。

8.この日、山小屋では管理人さんやほかのグループたちは天気予報で吹雪となることを知り、翌日下山するなど撤退を余儀なくされる。一方、ラジオすら持っていなかった避難小屋グループは、朝方出発時は晴れており、天候が一時的に良かったためそのまま目的地の温泉地まで出発してしまう。ここが運命の分かれ道となる。

9.天気予報通り、途中で吹雪に見舞われ、道がわからなくなる。右往左往し時間を消費、ビバークするが、ここまでは、まだグループ全体は体力もあり、テント内で飲食する余裕もあった。

10.吹雪はやみそうになく、また右往左往しているうち、一人意識不明になる。置いていくことができず、結局避難小屋に戻ろうとするが、尾根でさえぎる場所もなく吹きさらしの場所でビバーク。いわゆる雪のかまくらを作り始めるが、そこで何人も動けなくなり、やっと遭難していることを自覚するようになる。

11.動けなくなる人が続出。かろうじて動けた3人は救助を呼ぶため目的地の温泉地まで行くことを決意、しかし途中でまた1人動けなくなり結局、重い凍傷を負いながらも2人のみ、温泉地までたどり着く。やっと救助要請にいたる。

12.途中の雪のかまくらで動けなくなった数人、途中で置いていかざるを得なくなった1人はみな低体温症で亡くなる。



以上が吾妻連峰遭難事故のざっくりとした経緯です。

個人的に、もう、1、のエピソードの最初から、神のお告げがあったとしか思えない展開です。

「やめておきなさい」「引き返しなさい」「ここに泊まりなさい」と、いくつもの、神からの救いの手があったと思いますが、すべて無視しています。

これに学んで、山を歩かなくても、街を歩いたり、普通に生活しているときでも、何かを次々と疎外されているな、と感じたら、速やかに勇気ある撤退をする、一呼吸おく、予定を変える、休む勇気を持ちたいな、と思います。

特に、山って、遠いし、予定もあって、急ぎがちだったりします。

絶対に頂上にいかなくては!っていうことはないんです。

天気が悪い?→じゃぁやめとこう。
体調が悪い?→じゃぁ動かないで休もう。

たったそれだけの単純な気づきで止められたんですよね、この遭難事故って。

でも第1に、天候については、山では「疑似好天」という悪魔のようなプログラムが発動します。これも覚えておいて損はないかと思います

備えあれば、憂いなし。

しっかりと天気予報をチェックし行動する。
体調が悪いなら、動かずじっとする。休む。

もうこれだけで、大往生は間違いなし!

遭難事故で亡くなった方々については、ご冥福をお祈り申し上げます。

そしてしっかり天国の温泉地でゆっくりあったまり、もしよろしければ、また現世界に転生しておいてください。

みなさんの命は決して無駄にしないことを誓います。後世に伝えていきます。

学び、学び続けるしかないんです・・・。

私も気を付けます。

最後にぜひ、下記のYouTube動画をご覧ください。きっと学べることがいろいろあるはず。

▼吾妻連峰雪山遭難事故
 https://www.youtube.com/watch?v=9YoGw4NPFHw

▼AfroDaikon☆声のvlog(早送り)街歩き。山歩き。
YouTubeでも声のブログをUPしてました。リンク忘れたのでここに貼っておきます。


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