65オヤジのスタイルブック

映画・パレードへようこそ

炭鉱労働者と共に立ち上ったゲイの若者たちの連帯と友情を描いた映画「パレードへようこそ」を観賞

 

 パレードへようこそは、邦題で原題はプライド。炭鉱労働者とゲイの人たちのプライドが爆発する作品です。そして、この作品は実話に基づいたもので、その時代背景とイギリスが抱えている問題を如実にわかりやすく描いています。

物語は、鉄の女サッチャー政権下のイギリス。炭鉱閉鎖に伴う、警察と炭鉱労働者が激しく対立がし、各地でストライキが起こっている1984年。この時代は、同時にゲイの人権を訴えるストライキが起こっていました。ゲイの若者マークと仲間は、同じ敵と戦う炭鉱労働組合を支持しようと寄付を集めます。組合の偏見の中で、寄付を断られるなかでウエールズの組合が寄付を受け入れるくれることに。マークと仲間は、寄付のお礼にウエールズに招待されます。

一部のウエールズの人々の偏見と差別を乗り越えて、ゲイの仲間たちが、様々な問題を解決しながら手を携えて進む姿をユーモラスに力強く描いています。

次から次へと降りかかってくる問題を解決していくウエールズのおばさんパワーが痛快で、観てるだけで勇気をもらえます。

ラストの大ドンデン返しは、全てが真実で説得力に加えて、エンドロールで紹介される共に戦った同志のその後が感動的で、権力に立ち向かった民衆のパワーの軌跡に涙が止まりませんでした。

ヒューマンコメディーの分野で確固たる地位を築いていると思うイギリス映画。また、笑って泣いて、心に染み入る名作が生まれました。


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