65オヤジのスタイルブック

地方テーマパークの存在意義

久しぶりに「カンブリア宮殿」を観ました。当初は良く観てましたが経済人のトーク番組で長寿番組のマンネリ化は否めず観なくなりました。しかし、今回は興味深いゲストだったので観てみました。

地元を中心に地方の美術館に足を運ぶ僕にとって、地方のテーマパークも地域の活性化には大切な場所だと思ってます。しかしながら、成功例は極めて少なく、特に自治体が運営する施設に至っては、まったくと言っていい程です。

そんな中で、足利フラワーパークを成功に導き、浜松フラワーパークをわずか2年で倍の入場者に押し上げた、理事長で女性造園家の塚本こなみさんの話はとても興味深いものでした。中高年者をアルバイトで雇用し、生きがいのある場所を提供し、テーマパークの魅力を最大公約数で判断し、的確に運営に生かす手法は、具体的で誰でも実践できるわかりやすい話でした。

その中で、社長の金言として「いろいろあるでなく、圧倒的をひとつ作ればいい」は、ありがちなオンリーワンの言葉より、説得力のある言葉でした。

思うに、日本一の入場者数を誇る旭山動物園の円筒プールや金沢21世紀美術館のスイミングプールなど、塚本さんの言う「圧倒的なひとつ」にあたるのでは思います。

そして、圧倒的なひとつを作り上げたテーマパークは、他の施設にも伝染していく力を持っています。そうした正の感染力が地方のテーマパーク(美術館や博物館などの文化施設も含む)の存在意義を高めていくことにつながっていると感じます。

日本中にそんな素敵なテーマパークが各地にあれば、日本全体の観光や強いては雇用にもつなっがていくのではと思います。


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