先日のフェルメールとレンブラントに引き続き、私ごとで恐縮ですが長女の個展を観賞。京都市美術館よりほど近いKUNSTARZTで24日まで開催されていました。
嵯峨美術短期大学の卒業展から4年。毎年この時期行われる個展も3回目となります。彼女のアートは現代美術の中のインスタレーション。いわゆる空間芸術のジャンルになるのですが、僕がやっているアートの領域とはかけ離れた存在です。
売ると言う行為もアーティストなら含まれてはいますが、この分野はその価値とは一番遠い芸術と言えます。
今回のテーマは「clauset」卒業制作で発表した子供の枕元に置くクリスマスプレゼントの一瞬を映像と包装物で表現したものをバージョンアップした個展です。
今回のテーマであるclausetは、サンタクロース(santaclaus)からのプレゼント含めた造語で幼き頃に経験する想い出の空間として表現され、映像や包装物をつどうことで、思いを共有する世界となっており、彼女の持つ「カワイイ」の中の優しさが表現されているように感じました。
個人的には、彼女の表現方法である「カワイイ」の発想にこだわり広げていくことが彼女のアーティストとしての個性につながっていくように思います。