U23サッカー日本代表がイラクを破り、リオオリンピックの出場を決めました。
出場決定と共に彼らの偉業を「ドーハの歓喜」として讃えていましたが、谷間世代の代表でも国際大会の出場を逃している彼らだからこそ、ふさわしい偉業と言えます。
ドーハの悲劇に生まれた世代が、同地でロスタイムでの引き分けでワールドカップの初出場を阻まれたイラクを相手に、ロスタイムからの決勝ゴールで、オリンピック出場が決まる。何とも因縁深い意義ある日かとサッカーファンのみならず感じたと思います。
ワールカップ出場のアジア枠は4・5に対し、オリンピック出場枠は3。イラン、イラクと中東の格上チームを相手に劇的な勝利を奪い決勝に進んだ日本代表の勝利への執念がひしひしと感じました。
個人的には、戦術には物足りなさを感じるものの、中二日の過密日程をヨーロッパで活躍する南野や先のサンフレッチェ広島の優勝に貢献した浅野でさえも、スタメン出場が難しい選手層の厚さで乗り切ったあたり、手倉森監督のしたたかさを感じます。オーバーエイジで代表メンバーの招集もある中で、僕はこのチームの結束力で戦ってほしい気もします。
決勝の相手は韓国。先のオリンピックでメダルを逃した因縁の相手。真のアジアチャンピオンへ、オリンピックへのメダルへの布石へ、勝利を手にしてほしいです。
がんばれ!U23日本代表。