前日の榊莫山展のあと、気になるカフェに足を運びました。
津では、かなり有名なお店で、津出身の大橋歩さんもオススメのお店です。
名前は「シマダ輪店」昭和初期の建物に、鏡文字のレトロな看板が目印のお店です。
昭和の商店は玄関先がお店で、奥が自宅の形態が多いのですが、その佇まいを見事に保存しています。
店内のインテリアは、ご主人の趣味が反映されていて、様々な形の椅子やテーブル、照明が店内を控えめに彩っています。
統一感はないものの、微妙なコントラストが織り成す店内のバランスは絶妙です。以前にも述べましたが、こうしたインテリアの構成は、オーナーのセンスがないとアンバランスになりがちです。
オーナーのアジアン嗜好もアクセントとなって、よくありがちな昭和レトロとは違うセンスを感じます。
ランチ時にお伺いし、フォーと生春巻きのセットを注文しましたが、本格的な味でした。
知人が食したグリーンカレーも、丁寧な調理が施されなかなかの味だそうです。
主人は、寡黙で無愛想な感じですが、おしゃれで決して嫌な感じな人では無く、かえって好感が持てました。
奥には、座敷のスペースがあるのですが、ほとんど小さな店内でやりくりされてようです。また、ここで様々なジャンルのライブも行われるそうです。
この店が、愛される空間であるのも頷けます。
23号線を松阪方面に、津駅の手前にあります。近くにお越しの際は、ご主人のペースに合わせてお楽しみください。