映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、下村勇二監督、TAK主演の戦闘アクション映画「RE:BORN」です。
本作は2017年に公開され、ゼロ・レンジコンバットの創始者、稲川義貴が考案した格闘術をもとに作られた、戦闘アクション作品です。アマゾンプライムで目に留まり鑑賞しました。
物語は、加賀で少女サチとに暮らす元傭兵の黒田敏郎は、コンビニで働き平穏な生活を送っていたが自らの任務により精神的なダメージを負いカウンセリングを受けていた。そんな中で敏郎が参加した軍事訓練で壊滅に追いやったリーダーと部隊が彼を殺しにやってくる。事態は急変、敏郎に訓練を受けた二人の男と共に暗殺者集団と戦うことになります。
平穏は時間はほんの数十分。あとは、田舎町で繰り広げられるスナイパーたちとの戦いから、サチを人質にされアジトへと向かう森の中への戦闘シーンへと突き進むコンバットシーンだけの映画です。でも、おもしろい、すごい!敏敏郎を襲うスナイパーには、いしだ壱成に元AKBの篠田麻里子、加藤雅也に加え、腕利きのアクション俳優が次々と現れ襲う、彼らを相手にTAKのナイフと素手だけで戦うアクションシーンに魅了されました。
そして、サチと敏郎の関係が作品のバックボーンにあることで、戦争に対するある憎悪が増し、ヒューマン作品としても価値を持ってました。下村勇二監督自身、倉田アクションクラブを経て、GANTZシリーズ、図書館戦争、ストレイヤーズ・クロニクルなどの映像監督として活躍していて、そこに、撮影協力の園子音監督の娯楽性と稲垣義貴のリアルな戦闘戦術が加わって今までに見たことのないコンバットアクションが展開されてました。
アクション好き、戦争映画好きには、たまらない作品だと思います。