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アメリカンギャングスター

昨日、アカデミー主演男優賞コンビで話題の「アメリカンギャングスター」を観た。

ストーリーは、マフィアのボスの運転手だった男が、伝説の黒人麻薬王をデンゼル・ワシントンが、麻薬捜査官のラッセル・クロウが演じ、彼を逮捕し彼とかかわった悪を追い詰めていくストーリー。

デンゼルは、主演男優賞に輝いたトレーニングデイでの悪役以来、知的で精悍なイメージから渋くて陰のある演技が板についてきた。
今回も実在の人物フランク・ルーカスを見事に演じている。
また、ラッセル・クロウは、フレンチコネクションさながら不正を徹底して憎む刑事をでありながら、自らの崩壊した家庭問題を抱え怠惰な生活を送る刑事を演じている。あのグラディエーターの筋肉美はなく、お腹の出た小太りな姿が目立つがこれも演出のひとつだと思えば至極自然に感じる。

また、監督リドニー・スコットは、ベトナム戦争により蔓延した麻薬により、荒廃していくアメリカ社会をフランク・ルーカスを通して見事に描いている。
また、映画のクライマックスは、ナレーションにより構成されてはいるが、対峙した二人の結末に、思わずほくそ笑んでしまった。

最後に作品の感想とは外れるが、この映画がR15指定になったことに、映画の本質を理解できないものの考えに思えてならない。
この映画は、万人が見るべき社会映画であると感じた。

アメリカンギャングスター公式サイトはこちら。

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