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映画 フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊

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本日の映画レビューはウエス・アンダーソン監督の10作目の長編映画「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」です。

物語はフランスの老舗雑誌が編集長の死によって廃刊となり、その雑誌の最後を飾る記事を個性豊かな記者によって紡いでいくものです。記念すべき作品にはオーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイ、フランシス・マクドーマンドの常連組に加え、ベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、ジェフリー・ライト豪華な俳優陣が集結、監督により新しい個性が発見できました。
 
雑誌の持つ様々な分野を組み入れた形で、個性的な記者たちの取材によりエッセイ、アート、政治、犯罪の四つの話題で進みます。どの話もユーモアにあふれていて特にベニチオ・デル・トロ演じる刑務所にいる天才画家とティモシー・シャラメ演じる学生運動家の話が僕に強く刺さりました。
 
また、ウエス・アンダーソン監督の特色である絵画の一場面を切り取ったようなアート的な画面や突如のアニメーションに変わる手法もふんだんに取り入れられていてアート好きの僕にはたまらない演出です。映画ファンには、賛否が分かれる監督ですが、アンダーソン監督のファンはもちろんのこと、雑誌好きの方やアート好きの方には楽しめる作品ですので試しに鑑賞してみてください。


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