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イッセー尾形さんのライブに行ってきました。
音楽好きのアート店主ですが、今年は、芝居にも足を運んでみようと、今回選んだのがイッセー尾形さんの一人芝居です。
僕の世代にとって、あの数々のお笑い芸人を生んだ「お笑いスター誕生」での一人芝居が印象的でした。
現在も、そのスタイルでライブ活動をされています。
尾形さんの芝居は、日常の普通の人々の描写を温かい笑いに包み込んで演じてます。
今回のライブは、ほとんどが新ネタで「ベテラン労働組合員」「宅配ピザの若者」「子だくさんのオヤジ」「販売員のおばさん」など、老若男女の幅広い人々を演じながら、クスクスとした笑いからお腹を抱えながらの笑いと笑いの要素がすべて凝縮されてます。
しかも、演じる人々の姿に今の時代を感じます。最後にチェロを弾く老人の芝居は、今の高齢化社会の日常を端的にあらわしていてフィナーレを飾るにふさわしいネタでした。
尾形さんの芝居は、普遍的なスタイルを持ちながら、時代と共にさまざまな化学反応を続けるガラパゴスの生き物のような、普遍的なスタイルを感じました。
余談ですが、公演前に食べた、ミニシロノワールのアイスは少しだけ歯にしみりましたが、尾形さんのライブは、僕の体の中に染み渡り、心地よい笑いの余韻を与えてくれました。