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映画 ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ:賛否両論の意欲作

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今回は、ジョーカーの続編「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」のレビューです。

賛否両論となった本作。ジョーカーの続編としてトッド・フィリップス監督と主演のホアキン・フェニックスが再タッグを組み、ジョーカーが出会う謎の女リー役でレディー・ガガが参加して服役した悪のヒーロージョーカー、アーサーと彼に恋い焦がれる謎の女性リーと恋愛模様を描いている内容です。

と、簡単に言うとDCコミックのカリスマ、ジョーカーファンにとってはふざけた作品で更にミュージカル手法で、こき下ろしたと批判の真っただ中にさらし、更には前作で世界を席巻し最高傑作と言わしめたコアな映画ファンの怒りも買ったことで批判の渦に晒されました。

当初期待を持っていち早く鑑賞するつもりが数々の否定派のレビューにより、心が折れかけたのは事実で今回のレビューとなりました。

僕の結論としては、前作には及ばないもののフィリップス監督の実験的ミュージカル手法は決して嫌いではありません。リーとの愛の妄想に浸る世界をホアキンはジョーカーとして演じているし、郷愁を誘うナンバーの詩を観ながらジョーカーとアーサーの真実の顔を浮かんできました。ガガが演じたリーをジョーカーのDCでの恋人ハーレークインと重ねるにはいささか軽率だと思うし、フィリップの描きたかったのは最愛の女性リーと出会ったことで強さの象徴としてのジョーカーを演じるアーサーの本当の自分を描きたかったのでは思います。

そしてラストでは運命的な結末を迎えます。前作と本作は明らかにジョーカーと言う稀代のダークヒーローの姿を借りたアーサーの物語であることは間違いないです。だからこそ、ホアキン・フェニックスが光っていると感じます。

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