65オヤジのスタイルブック

一澤帆布問題

あの京の老舗一澤帆布の元社長が、一澤帆布の斜め向かいに信三郎帆布として店をオープンした。
事件の経緯や報道から察するとどう転んでも信三郎元社長に分があるのに、裁判では現社長の勝訴となった。
しかしながら、先代の弟の専務や従業員は元社長と行動を共にした。また生命線ともいえる布を卸す業者や地元の有力者も応援に廻った。

この状況を見て、ブランドとは何かを改めて考えた。ブランドとはブラッド(血)ではないかと僕は思った。ブランドを創る人とそのブランドを愛する人との間に流れる血がブランドの価値を高めているのだ。

今日のテレビでも現社長の長男が一澤製と信三郎製の類似をさして裁判を起こすと言っていたが、今度は司法もブランドとしての価値観をよく考えてほしいものだ。世論の支持を見れば明らかではあっても類似のみを単純に比較すると司法が問題を大きくする可能性も出てくると僕は考える。

今回、スタッフのメッセージでことの経緯が理解できた。一方的な主張ではあるが、現一澤帆布側にブランドを継承する能力がない点をみても、僕も信三郎帆布を支持せざるおえない。

マスコミは、ことさらに中立を保って面白おかしく報道しているがそのこと自体が滑稽でずる賢いやり方に思えるのは僕だけだろうか。

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