向田邦子の世界展

昨日は、26日に終了期間が迫ってる「向田邦子の世界展」を観覧に名古屋高島屋に。
向田さんと言えば、時間ですよ。寺内貫太郎一家の脚本で有名。
また、ファッション、グルメ、骨董、絵画にも造詣が深く、独自の美意識を持ってられた女性です。

今回は、脚本家としての向田邦子以外にも、彼女の世界観がつぶさに伺われる展観でした。

骨董の器を、日常の生活に取り入れ、新たの用途を導き出したり、絵画のコレクションもジャンルを問わず彼女の感性が感じられます。

また、かなりの食通で小料理屋「ままや」を妹と営み、ここにも彼女のこだわりが感じられます。

ファッションもＴＰＯを意識した独自の感性が向けられています。

突然におとずれた、あの飛行機事故による死から、もう四半世紀が過ぎていますが、彼女の世界観は未だ、色褪せることはありません。

今後、彼女のような世界観をもった女性は生まれないであろうと思います。