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村上隆作品の評価

15日の夜、アーティスト・村上隆氏の作品がNYのサザビーズオークションで16億円で落札されたとのニュースが流れました。

以前から村上作品は、高額で取引されたいる状況がここ数年続いています。村上氏も、今の状況を投資目的と考えられているようですが、新作の個展や彼自身の活動以外には利益はありますが、オークションなどは、彼とはまったく違うところの話といえます。

ただ、現存作家としては、過去の作品に高額落札がかかれば作品自体の評価は高まってくるので、むしろ作家にとってはプラス材料になります。

問題は、今の状況は、バブル経済の象徴的な出来事だと、僕は思ってます。事実、中国では絵画投資が盛んで、特に現代アートに目をつけた投資家が多く存在します。これも、日本のバブルと同じでおそらくバブル崩壊と同時に多くの美術品は海外に流出しまたは、バブル評価の作家はゴミ同然の扱いを受けるかもしれません。

日本で、現在もっとも国際的な評価の高い作家は、その作品の好き嫌いは別にして「村上隆」であることは間違いないと思います。ただ、僕は、彼の作品から日本人としてのアイデンティは感じません。

ことさらに、国際的であることを誇張しなくても、その国にある独自のアートは国際的な評価とは別のところにあり、むしろ後世に評価を受けることはいつの時代にもどこの国にもあるように思います。

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