65オヤジのスタイルブック

素人そば屋の乱立

昨日は、気温37度猛暑。岐阜郊外の取引先に久しぶりに出かけた。

取引先の社長とお昼は蕎麦を食べることに。
社長いわく、この近所では、評判のそば屋らしい。
中は、ご婦人方でいっぱい。地方ってランチタイムは、ご婦人方の憩いの場です。

店は、自宅を改造したいかにも、素人がそば屋はじめましたって感じで少し不安でした。以前食べに行った白川の蕎麦正のそば粉を使っている、地元のそば屋に行きその味と打ち手のお粗末に憤慨して帰ったことがあります。また、門構えや作りもとても良く、評判の良い新しいお店の何軒かを食しましたが、満足できる味がなかったのです。

蕎麦は、そば粉が良ければこそこの味が楽しめますが、大切なのは蕎麦打。
素材を生かすも殺すも、打ち手の力量次第で決まります。
最近は、あまりにも素人仕込みのそば屋が増えました。これでは、蕎麦が泣きます。

今回のお店は、おいしいものを知ってらしゃる社長だけあって、一応僕の基準をクリアしたまあまあの味でした。

一時の蕎麦打ちブームから定着して、今そうした人がお店を出している現実を考えると、一定の技術を習得するためには、ある程度の期間が必要ではないかと思うのです。器用、不器用の差を見る時、それを補うのは経験でしかない。
やっぱり、お金をとって食事を出すからには、もっとプロ意識を持って経験と日々の修練を積んでほしいものです。

飽食の時代、舌のこえたお客は確実に増えているのですから。

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