本年度アカデミー賞ノミネート作品で、アダム・ドライバー&スカーレット・ヨハンソン共演のネットフリックス映画「マリッジ・ストーリー」を鑑賞
遅ればせながら、ネットフリックスデビューして、先ずアカデミー賞ノミネートの作品のマリッジストーリーを鑑賞。
スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーの息子を挟んでのドタバタ離婚劇ですが、経験者としては、身につまされる作品であり重なる部分が多かった映画です。
物語は、スカーレット・ヨハンソン演じる女優のニコールとアダム・ドライバー演じるチャーリー、冒頭はお互いを尊敬し、仲睦まじい夫婦とひとり息子のシーンからスタート。実はこれ回想シーンで、お互い円満離婚を望んでいたのですが、NYとLAの別居生活を境に、ひとり息子を挟んで骨肉の離婚狂騒へと進んでしまうドタバタ劇となってます。
有名人の離婚と違い、ワイドショーネタにもならない離婚劇ですが、そこは、バームバック監督らしいおしゃれな都会のコメディーとして仕上げていて面白いです。またNYとLAを行き来しながら進む展開が対比となってて、よくある離婚騒動にメリハリが出来てたように感じました。そして、舞台監督と舞台女優の夫婦を演じてる二人の熱演がすばらしい。言い争う言葉の投げ方が、とても舞台的で言葉尻がはっきりして、セリフがスーと入り込む心地よさがありました。二人がオスカーを獲る日も近いと思います。
そして、経験者の僕の結論は、離婚理由って、とても複雑で他人には理解できない部分が多いこと。そこを、この映画はよく表してます。