65オヤジのスタイルブック

DVD ホテルコパン

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ今回は市原隼人主演の「ホテルコパン」です。

 

 舞台は、長野オリンピック後に衰退したホテル。市原隼人演じる教師の海人は、いじめが原因で自殺した教え子を救えなかったトラウマを抱えながらフロントマンとして働いています。そに若いカップル、女優と弟子、新興宗教の教祖と令嬢、自殺した教え子の母親が訪れホテルは、久しぶりに活気好きます。

ホテルを訪れた訳ありなお客たちとオーナーと従業員の過去を浮き彫りにしながら、それぞれの未来が徐々に開いていく人間ドラマに魅了されました。また、若いカップルの結婚式を開こうと奮闘するオーナーの苦悩も加わって、思いもかけない、それでいてシンプルな結末も素敵でした。

市原隼人君は、良い役者だと思ってはいたのですが、ルーキーズでの印象が強く残りすぎていることと、その後に個性的な若手俳優続いたこともあって、いまいち伸び悩んでいるかな思ってましたが、今回の作品は、彼のピュアな一面がうまくかみ合い、オーナー役の近藤芳正と市原隼人の明暗な演技も光ってました。それも母親役の清水美沙や女優役の李麗仙など実力派俳優の個性を生かした門馬直人監督の演出によるところも大きいと思います。テレビや音楽などのプロヂューサーとして活躍していた初監督作品として今後の手腕にも期待しいです。


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