コロナ禍で行けなかった映画館での鑑賞を解禁。アフターコロナの初鑑賞作品は、ジム・ジャームッシュのゾンビ映画「デッド・ドント・ダイ」です。
コロナにより、映画館の休館後の再開は、映画館の状況を変えています。現状は、休館前での公開作品が継続され新作映画の公開も、まだ、まだ少ないです。僕がよく行く映画館での新作は4作でした。そんな中で、初鑑賞の作品に選んだのが、ジム・ジャームッシュ監督の新作で、しかもゾンビ物です。
舞台は、アメリカのセンターヴィルと言う名の小さな田舎町。三人しか警察官のいない町で二人の女性の惨殺体がダイナーで発見されます。世界では自転変動による怪現象が起こる中で墓場から次々と死者が蘇りゾンビとして町の人々を襲います。三人の警察官と葬儀場に新しく赴任した謎の女性も加わってゾンビ退治が始まります。
警察署長にはビル・マーレイが、警察官の一人には、パターソンでジム・ジャームッシュ組に加わったアダム・ドライバーが演じ、謎の葬儀場の女性にはティルダ・スイントンという個性的な面々が、どこか過去の出演作品のキャラクターを感じさせるパロディーに。さらに町の住人たちの超個性的な豪華な俳優陣が顔を揃えていて、ジム・ジャームッシュのゾンビ映画に爛漫の花々を咲かせてます。
この作品、内容をとやかく批評するのは野暮です。ジム・ジャームッシュの作り上げた新型コロナを映画でぶっ飛ばすような、奇想天外のコメディーゾンビをぜひ楽しんでください。