愛知県美術館で開催中のピカソ、天才の秘密展の関連性のある美術展が松坂屋美術館で開催中の「洗濯船と蜂の巣」展です。
ピカソのバラ色の時代。パリに渡ったピカソが住んだ長屋がモンマルトルにある洗濯船。ゴーギャン、アンドレ・ドラン、モディリアーニなど若き画家たちと交流を深め、互いに切磋琢磨した場所。
そして、セーヌ川を挟んで北に位置するモンマルトルに対して、南側にある集合住宅にアトリエを構える画家たちが登場します。その形からよばれていた蜂の巣。シャガール、レジェ、キスリングなどの若い画家たちが住み、後にエコール・ド・パリの画家たちによる芸術の地区として発展していきます。その中には日本の藤田嗣治、岡本太郎もいました。
今回の展覧会は、作品については大作はないが、秀作と地図や模型、解説パネルなどを用いてわかりやすい内容になっています。
ぜひ芸術の入門書の意味合いで楽しんでみてはどうでしょうか。