今日、永六輔さんとザ・ピーナッツのユミさんの訃報が静かに届きました。ユミさんは、5月18日に、永さんは、七夕の日の7月7日に亡くなられたそうです。
ザ・ピーナッツと言えば、双子の姉妹デュオとして、世代を超えて印象深いグループ。姉のエミさんは、すでに亡くなられ、引退後は沢田研二さんとの間に生まれた長男と名古屋で過ごされていたそうです。
僕たちの世代にとっては、ゴジラ対モスラで、双子の妖精として出演し美しい歌声が強く印象に残ってます。また、カラオケスナックで歌のうまい女の子がジュエットナンバーが恋のバカンス。ハモリの定番ソングとして人気がありました。ザ・ピーナッツは、不世出のデュオとして、永遠にその歌声は語り継がれていくと思います。
永六輔さんの印象は、坂本九ちゃんの「上を向いて歩こう」と「見上げてごらん夜の星」をの作詞とラジオのパーソナリティーやテレビ番組での語り手が印象に残っています。
上を向いて歩こうでの九ちゃんの歌唱にダメ出しをしたエピソードがありますが、見上げてごらん夜の星を七夕の日に聴きながら天国に旅立っていかれたのかなと、勝手に思ってます。
ラジオから流れる茶目っ気のある語り口と豊富な知識から学ぶことが多く、知識の中にある深い思索が感慨深いです。
平成の時代もすでに四半世紀を過ぎ、戦後から数えればすでに70年を過ぎていることを思うと昭和の時代を彩った人々の訃報は、今日の日本文化の礎を築き、多大な影響を与えていることを、改めて感じざるえません。
永さんとザ・ピーナッツ、ユミさんの死は、戦後の日本文化の美を映しだしています。
見上げてごらん夜の星を - 藤井フミヤ