先日ゴジラこと松井秀喜選手が引退を表明しました。メジャーから、高額年棒で出戻った選手が多い中、松井選手の引退に潔さを感じました。
今日もサンデーモーニングで、松井選手の特集が組まれてましたが、僕にも印象深い高校野球時代の5連続敬遠の話題が出ており、彼の原点がここにあることを知りました。
悔しい思いがあっても、それを胸に押さえ込んで、悠然とフォアボールを選ぶ。そんな姿に将来のスタートしての風格を感じました。
そして、憧れのニューヨークヤンキースのユニフォームを着て日本人初のワールドシリーズMVPを獲得するなど、後にも先にもメジャーで通用する長距離砲として記憶に残る存在だと思います。
そして、異なるタイプの日本人メジャーリーガーとして、イチローがヤンキースのユニフォームを着ているのも不思議な縁を感じます。
昨日は、プロフェッショナル仕事の流儀でイチロー特集が組まれました。昨シーズン不振を極めたイチローが、スランプに陥りながらも投手の決め球に真向勝負に挑む理由を。「瞬間的に結果を出すために、自分が信じているものを崩してしまうということは、自分の生き方も否定してしまうということ。結果を出すためにいろんなことをしますが、姿勢というものが変わってしまうと、もうバッターボックスに立つ意味はない。これは生き方に通じるものなんです」と語っていたのが印象的でした。
ケガで苦しみながらも、メジャーにこだわり引退していった松井。彼の生き方は、長距離砲としての日本人メシャーリーガーへのこだわりではなかったのかと思います。
松井とイチロー、考え方は違っていても、その流儀には共通点があるように感じます。