先日紹介したコロンビア大学の盲目の女性教授、シーナ・アイエンガー氏の「選択の講義」コロンビア白熱教室の全5回の内容を紹介する最終回です。
しばらく時間がなく、ようやく録画した番組を見れました。
今回の選択の講義は、幸福になるための技術でした。
幸福になるための選択の際に惑わす障害には
1.数値にこだわりすぎる。
2.自分の欲しいものがわからない。
3.幸せをもたらすものへの過度の期待
4.わかっていても間違って選択してしまう。
4点を挙げられ、セルフコントロールと誘惑とのバランスを考え、セルフコントロールを習慣化することが大切であることを、様々な実験から証明されました。
最後に印象的だったのは、選択の行為は芸術であると言う事です。
自らの正しい選択の行為は、自らに思い浮かべる幸福の形を石を削り落とししていく彫刻芸術のような作業だと。
アイエンガー教授の幸福感は、物質的な幸福感とは違い、正しい選択により幸福の境涯に導いていく人生そのものを指しているように感じました。